自分に対する戒めの言葉か…!?
寺の山門
門前の掲示板
我が身に、くさびを打ち込んで、
わが身、我が心を戒めているのであろうか。
春はとかく気が緩みがち…。
- 油断こそ
油断より 小事大事に なるものぞ こころをつけよ 事の初めに
ゆだんすな いたずらものの 我が心 日々に直して よく使うべし
油断こそ 大敵なりと心得て 堅固に守れ おのが心を
ゆだんすな 身は鴛鴬の 仲なりと 淵瀬にかかる 人の心ぞ
ゆだんすな 比翼連理の 仲なりと 淵瀬に変わる 人の世の中
甘いかと 思えば渋が またかえり 油断をすれば 恥の柿の実
大石に つまづくことは なしとても 小石につまづく ことな忘れそ
折りえても 心許すな 山桜 さそうあらしの 吹きもこそすれ
心せよ 蛍ほどなる 煙草の火 心ゆるせば 早鐘の音
小敵よ 弱き敵よと 油断すな あなどる故に 負けをこそとれ
束の間も 油断をなすな 一時が 千里の違いと なると思いて
夏草の おのが時とや しげるらん 霜にもあはむ 秋も思わで
用心の 良いも悪いも その家の 主ひとりの 了見にあり
世渡りは 浪の上いく 舟なれや 追手よきとて 心ゆるすな
わざわいの 門口なれば 油断なく 心の内の 慎みをせよ - (抜粋しました)
道歌拾遺集 - 五十雀俗謡集とは、
【道歌拾遺集】は、 道歌(仏教の教えや禅僧が悟りや 修業の要点をわかりやすく詠み込んだ短歌や和歌)
を 拾い集めて編集した和歌集です。 平安時代以降の道歌が多いと聞きます。
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