私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

オク氏夫人伝 第13,14話

2025-02-08 21:06:41 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

自分は目立つことなく人を使い、金を集める事に執着するパク・チュンギの元に嫁ぐ事になったのは、かつてクドクを顎でつかっていた両班の娘。出世を願う父が娘を年の離れたパク・チュンギの妾として差し出したのだ。クドクを探し出して痛めつけるという事だけしか頭にない彼女は、パク・チュンギにもひるむことなくクドクの捜索を依頼。そして娘をパク・チュンギに差し出した父親は、パク・チュンギの手足となり詐欺をして金を作り出す事に余念がない。

田畑に植えれば儲かるという甘い言葉をつかった大規模な詐欺のせいで、テヨンの地元は壊滅状態になる。どうやらパク・チュンギは行く先々で手下に何らかの悪事をさせて金を儲けていたらしい。

ただ、娘を彼に嫁がせた事で調子に乗った父親のやり方は悪かった。地域のほぼ全員が詐欺にあった事で事が大きくなり過ぎたのだ。詐欺の原因に自分が関わっている事が分かると困るため、彼は妾になった両班の娘の「クドクを探し出して欲しい」という結婚に際してのたった一つの願いを聞き入れることもせず。

両班の娘が10年もの間恨みを忘れる事なく、クドクを探す事に執念を燃やし、テヨンの顔を忘れる事なく、村中に「テヨンは奴婢だった」と噂を流すのも恐ろしいが、テヨン達が偽の作物詐欺を解決した事を知ると、機を見てテヨンを亡き者にしようと乗り出すパク・チュンギの悪者ぶりが恐ろしい。

ドラマ的には、自分の出自がばれそうになっても逃げる事なく、自分にオク・テヨンという名前をくれたお嬢様の夢をかなえたいと住民の弁護を続けるテヨンと、自分の人生を終わらせ、別人になって献身的にそんなテヨンをサポートするスンフィの優しさ。そんな所が見どころなのだが、私は自分の欲の為に何人もの人間を踏みつけて来たパク・チュンギとその彼の妾になった両班の娘の執念が恐ろしくて仕方ない。

 


スンホン ネイバー記事検索(鐘路のビル売却で利益を得る)

2025-02-07 21:49:08 | ソン・スンホン(宋承憲)

スンホンが鐘路のビル売却で25億ウォンの売却益を得たとの記事

以前から、ビル所有者(不動産財テクが成功した芸能人)として、スンホンの名前が必ずと言っていいほど出てくるが、これもその一連の記事だろう。

最近の芸能ニュースでは事業投資(いわゆるベンチャー投資)や、持ち株を売却で利益を得るというニュースも出ている時があるが、スンホンは、基本的に不動産関係で名前が出る事が多い。この記事の中にあるように、家族名義で設立した会社が不動産を購入して、財テクを行っているということなんだろう。

経済紙からの記事のせいか、本当にびっくりするほど細かい事まで書かれている。

 

 

 


ブロンドショコラシンフォニーフラペチーノ

2025-02-06 21:28:11 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

一口目からクランチチョコレートクッキーのザクザク感が口いっぱい広がり、底にはコクが感じられるショコラソースがたっぷり入っている。

クラシック ショコラ シンフォニー フラペチーノ、ルビーショコラシンフォニーフラペチーノ同様、この最初の感覚は一緒。

後は、スタバ的にはボディと呼ばれる部分がどんなアレンジになっているかの違いだ。

クラシック ショコラ シンフォニー フラペチーノはふわ・とろ・ザクっの三重奏のどれからも王道のチョコレートの香りがして畳みかけるようなチョコレートの香りに溺れそうな感じ。

さわやかな酸味と鮮やかなルビー色が印象的なルビーショコラシンフォニーフラペチーノはそれぞれの味の主張がちょっと強めで美味しい味がやや大混雑な感じ。

ブロンドショコラシンフォニーフラペチーノは香ばしいキャラメルのようなトロっとした優しい味に心癒される感じ。

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食べた時の体調や、気分によってどれがいいか感想が違ってしまいそうだが、今回は、出先で忙しくした後、ちょっと一息ついた際に食べたブロンドショコラシンフォニーフラペチーノが一番美味しかったように感じだ。

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この3つのフラペチーノを一緒にプッシュしているのは、 スターバックス リワード会員の人がこの3つを飲むとDigital Wall Paperをプレゼントというキャンペーンを行っているからのようだ。


監督ジョニー・トー(杜 琪峯)

2025-02-05 21:18:01 | 香港(香港映画&中華明星)

知人から、香港の映画監督@ジョニー・トー(杜 琪峯)が旧正月に合わせて日本に来ており、北海道でロケハンをしていると教えて貰う。

香港映画界の巨匠、ジョニー・トー監督 秋元札幌市長を表敬 トニー・レオン主演のアクション映画を北海道で撮影予定

香港映画を長年支え続けていた杜 琪峯だが、香港を取り巻く状況がすっかり変わった事で、撮影が思うようにできなくなった事に対する心情をイギリスBBCのインタビューで語っているのを昨年末見たばかりだった。広東語でのインタビューで(私は広東語は一言も分からないのだが)映像に付けられた『最近都是我人生中最低潮的時候』という漢字の字幕を見ただけでもその辛い心情が痛いほど伝わってくる映像だった。

こんな風にロケハンを出来るような状況になった事だけでも、彼の映画を何本も楽しんだ一香港映画ファンとしてはとてもうれしく思う。

雪の北海道を舞台にした映画なら、彼の映画に何本も出演している林雪さんにも出演して貰いたいなと思う。北海道の雪をバックに林雪さんが見られたら、ファンとしては感涙物だ。

杜琪峯導演專訪:我和香港失去靈魂——人權與自由- BBC News 中文

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最後に撮った作品は、彼が発案し7人の監督がそれぞれ短編を撮ったオムニバス映画「七人樂隊」。これは全話35ミリフィルムでの撮影で50年代から未来までの香港を舞台にした映画。それぞれの監督が担当する年代はくじ引きで決め、ジョニー・トー自身は株と不動産に支えられた香港経済を描いた2000年代を担当。

この映画からもうかなり時間が経ってしまった。彼が撮った映画がまた見られる事を一ファンとしてゆっくり待ちたいと思う。


トラウマコード 第7,8話

2025-02-04 21:13:00 | トラウマコード 韓国ドラマ

医療過誤で窮地に追い込まれ、更に『大臣の推薦により、ハングク大学病院の重症外傷チームを立て直す為にやってきた』という経緯も疑いをもたれる事に。。

ハッキリとした決着がつかず、というか、そんな決着よりも患者の治療を優先するペクがあまり取り合わない為、スッキリとしない状況だといえばいいのか。まぁ、こういうことの火消しは、余計な事を言わず「違う」と短い言葉で説明し、あとは自然鎮火を待つというのが正解だろう。

それよりも、経費が足りないから救える患者も救えないという状況を打開したいペクと、なんとかペクのイメージを回復させて自分自身のイメージをもアップさせたい大臣。そんな大臣が持ち出したのは南スーダンで負傷した韓国軍兵士の救出作戦。

治安のよくない中での治療が難しいということで、ハングク大学病院の重症外傷チームが現地に飛ぶ事になるのだ。

そんな危険な地で、ハングク大学病院にやって来る前、銃弾が飛び交う中、自分も銃を片手に傭兵達の治療に当たり、高額な報酬を手にしていたペクの真意が明らかになる。どんな所でも患者を救う事が一番の目的だった彼。傭兵達を救い、手にした報酬を医薬品の購入に充てていたのだ。

ペクが負傷した兵士を助ける姿を間近で見た一番弟子でもあるヤン。無事に救出が出来、めでたしめでたしかと思ったら、帰国後に、ヤンに降りかかるペクの元での卒業試験の様な厳しい状況。

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背中で語るペクの行動を見ていたヤンにもきっちりペク・ガンヒョクイズムが浸透していたという、びっくりするほど直球な結末だ。

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『患者を救う』という一点に全集中して行動するというペク。多くは語らず、でもそのブレない思いはびっくりするほどストレートに伝わり、すっきりするドラマだった。

3年後位に多分part2が見られるだろうと勝手に予想している。

 


トラウマコード 第5,6話

2025-02-03 20:14:50 | トラウマコード 韓国ドラマ

橋の上で起きた交通事故により多数の被害者が出、慌ただしくなる病院内。上層部は重症外傷患者を受け入れれば受け入れる程、赤字増える事を恐れて、二の足を踏むものの、「患者は現場にいるんだ!」と現場にヘリコプターで駆け付けるペクとヤン。

『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』という一言で湾岸署が揺れ動いたのと同様、こんな風に外に出て被害者を救おうと能動的に行動することは、どこでも権力組織的には波紋を呼ぶらしい。

人手が足りないとなると、ヤンの元師匠である肛門外科長のハンにも自分のチーム員さながらに接し、とにかく一人でも多くの患者を救おうとプロが見ても無謀な手段を取る事を厭わないペク。

その八面六臂の活躍を聞きつけたマスコミが騒ぎ出すと、チーム全体の団結で危機回避したと、アピールに失敗した前回の失敗も踏まえて予算獲得に近づくような戦略もきっちり打ち出し・・・このペク教授、成し遂げたい事がはっきりしているので、行動に戸惑いがないのだ。

ただ、こんな風にやっていると、敵対する相手の取る手段もどんどん巧妙になってくる。現場に駆け付けられないように消防署からヘリを出せないように手を回され、時間との戦いの中で救急車で駆け付けた事で、患者の家族から治療体制の不備を問われてしまう。

ヤンは一番近くで「助けられる人を助けられない」と苦悩し、怒りを見せるペクを見、医師としての姿を学ぶも、組織の中ではペクの存在そのものを疎ましく思うものがいるのも消せない現実。

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愛弟子のヤンをペクに奪われてペクを目の敵にしていた肛門外科長のハンがペクを心配し庇う姿に医師の良心が見える。いつもだったら予算管理の為にペクに辛く当たる感染内科の教授を演じるキム・ウォネがこのような役柄を演じる事が多いように思うが、今回は役柄を交換したようなキャスティングだ。


オク氏夫人伝 第11,12話

2025-02-02 17:38:20 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

人気を博していた劇団を辞めてまで自分の元に駆け付けてくれたスンフィをどのように受け入れればいいのか悩むテヨンと、実母の願いを聞いたが為に夫であるドギョムを裏切ってしまった事に悩むミリョン。

テヨンは自分の為にスンフィが自分の人生を捨ててしまったのではと思い悩み、ドギョムはミリョンを想いながらも、彼女が自分を慕って結婚してくれたのではなく、実母の復讐を遂げる為に自分と結婚したという思いから抜け出せない。

それぞれお互いの伴侶との関係性には悩みながらも、テヨンはミリョンの辛い気持ちを理解して彼女を守ろうとし、ドギョムはスンフィがどんな思いで刺青まで入れてテヨンを助ける為にやって来たかを良く理解しているので、テヨンとスンフィの幸せを願っている。

これまで恐ろしい程の急展開で話が進んでいたので、一息つくような思いやりが感じられる温かい展開にホッとするものの、好事魔多しだ。

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自分の結婚をクドクに邪魔された事を今でも根に持ち、彼女を探す事が生きがいになっている両班の娘。婚期を逃し妾として嫁ぐ彼女は、クドクを探す事を結婚相手に求めるのだ。この執念を別の事に生かせば、もっと幸せな人生が送れたはずなのにと思って観ていたのだが、なんとその相手はテヨンの存在を煙たがっていた大悪党ではないか。

思わぬところで利害関係が一致しテヨンに危機が迫る・・・

 


トラウマコード 第3,4話

2025-02-01 18:55:44 | トラウマコード 韓国ドラマ

ペクの勢いに押されて、彼に弟子入りするかのように重症外傷チームの一員として働くことになるヤン。苦手なヘリコプターも何度も乗って、ロープにつかまって飛び降り(?)宿直室で仮眠だけを取るような中でも走り回る。ただ、自分以上に師匠のペクの働き方がクレージーーなのだ。始終フルスロットル。

場数を踏んで仕事にも慣れ、更にはペクにも慣れていく様子までもが早回しのようだ。ただ、勢いだけでは乗り越えられないような場面も訪れる。脳死の父親の元に駆け付ける途中で交通事故に遭い、父と同じ病院に運び込まれる子ども達。父親の臓器を移植する事で助ける事が出来る子ども達を自分の責任の元、手術を強行するペク。彼の決断の速さは過去、乗り越えて来た修羅場体験に基づくらしい事、圧が強く、ヤンをこき使うものの、大事なポイントは外さずに彼に医師の心構えを教える姿。

一般的なルールからはかなり逸脱していると思われるが、自分ルールがあり、そのルールの元、ブレない行動を思い切りよく行うので見ていて気持ちがいいのだ。

医師として患者に向き合う姿勢は清々しいものがあるが、年功序列的な医師の世界では、肩書に付く臨時の文字が色々邪魔する。手術室ではスーパーマンでも予算会議では理不尽な予算配分を簡単には覆せないのだ。

実力で予算を得るべく、外部にアピールしようとするものの、逆にイメージダウンの映像が出来上がってしまう。医師としての実力はスーパーマンでも、せいじんくん重症外傷チームの一員として働くことになるヤン。苦手なヘリコプターも何度も乗って、ロープにつかまって飛び降り(?)宿直室で仮眠だけを取るような中でも走り回る。ただ、自分以上に師匠のペクの働き方がクレージーーなのだ。始終フルスロットル。

場数を踏んで仕事にも慣れ、更にはペクにも慣れていく様子までもが早回しのようだ。ただ、勢いだけでは乗り越えられないような場面も訪れる。脳死の父親の元に駆け付ける途中で交通事故に遭い、父と同じ病院に運び込まれる子ども達。父親の臓器を移植する事で助ける事が出来る子ども達を自分の責任の元、手術を強行するペク。彼の決断の速さは過去、乗り越えて来た修羅場体験に基づくらしい事もだんだんわかってくる。圧が強くヤンをこき使うものの、大事なポイントは外さずに彼に医師の心構えを教える姿。実力に裏付けされた行動は説得力あり。

一般的なルールからはかなり逸脱していると思われるが、自分ルールがあり、そのルールの元、ブレない行動を思い切りよく行うので見ていて気持ちがいい。ただ、医師として患者に向き合う姿勢は清々しいものがあるが、年功序列的な医師の世界では、肩書に付く臨時の文字が色々邪魔する。手術室ではスーパーマンでも予算会議では理不尽な予算配分を簡単には覆せないのだ。

実力で予算を得るべく、外部にアピールしようとするものの、逆にイメージダウンの映像が出来上がってしまう。医師としての実力はスーパーマンでも、聖人君子ではないところがペクの魅力だ。

 


早々に恵方巻を食す

2025-01-31 21:30:48 | なんということはない日常

今年の節分は2月2日の日曜日。日曜日は雪の予報が出ていたので「恵方巻は食べたいが、スーパーに買いに行くのが大変かもしれない」と思っていたのだが、そんな心配をする必要はなかった。

恵方巻を全国展開で発売して、認知度拡大に一役買ったセブンイレブンは、やっぱり気合の入れ方が違うようだった。節分前にも関わらず、恵方巻を全面に押し出したラインナップだった。お昼時の棚には海鮮、サラダ、肉巻き風等小ぶりタイプの物が沢山並べられていた。

「恵方巻を食べたいが、予約までして本格的に食べる程でもない」という私のような、季節物に便乗はしたいが、そこまで本格的には・・という、ちょっと食べたいという人向きの販売方法だと思う。

有難くそれに乗っかり、『和牛すき煮 恵方巻』を購入。購入したものは松坂牛使用というおまけがついていたので、値段はかなりお高めの830円。すき煮故、糸こんにゃくもキッチリ入っている。

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同僚と一緒の昼休みに、恵方も確認せず、食べ終わるまで口をきいてはいけないという言いつけも守らず、更に節分でもない日に食べるという、もはや恵方巻というよりごくごく普通の太巻きを食べただけになってしまったが、和牛すき煮を楽しく食べられたので無問題。


オク氏夫人伝 第9,10話

2025-01-30 21:06:18 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

テヨンを寡婦にし、社会的抹殺を図る計画は、夫であるユギョムが戻って来た事で一旦は収束するものの、テヨンが、ユギョムが本物でなくスンフィが扮装している事を簡単に見破るのは当然だ。清での公演を自分の死まで偽装してキャンセルし、肩に刺青までしてテヨンの元に駆け付けたスンフィ。

テヨンが拒んでもスンフィは彼女を助ける為なら何でもするということだ。冷静に考えると二人が一緒に過ごした時間はいくらでもないのだが、会うたびに起こる各種の出来事はそれだけ印象的だったということだ。

弟のデギョムも姉テヨンを助けられて安心していたところに、妻が実母の計画で自分に近づて来た事を知る事になる。テギョムの妻も自分が実母に騙されていたことを悟るのだが、もう後戻りはできない状況。とにかくテヨン憎しの彼女の母を止める者はもういないのだ。

実母が毒まで準備してユギョム兄弟の殺害を計画していることを知り、何とか止めようとするも、実母の遺体が発見され、デギョムの妻は自分が殺害したと告白して拘束されるのだ。

偽のユギョムの死体の準備から丁度いいタイミングでのテヨンの事務所へ乗り込むなど、後ろにもっと大物がいる事が推測される事態だ。

結局は、金と権力を手に入れたい者が、息子の為にペギを殺害し更には実の娘をテヨンの元に送り込むという女性を利用しているのだ。

小悪人は自分の手を汚し、大悪党は影でこっそり糸を引くという・・・一発逆転を願うも簡単にはそうならない展開が続く。

 

 


トラウマコード 第1,2話

2025-01-29 21:16:20 | トラウマコード 韓国ドラマ

大臣の推薦により、ハングク大学病院の重症外傷チームを立て直す為にやってきた医師ペク。

『重症外傷チームに嵐を呼ぶ男 降臨』というサブタイトルを付けたくなるようなドラマだ。

突然、疾風とともに夜の重症外傷チームに現れ、当直の医師、肛門外科研修医のヤンが勢いだけで手術をするところを阻止し、更に研修医ヤンの医師心に火をつけ、死に体のような重症外傷チームを生き返らせるべく奮闘する姿を、怒涛の如く描く。

知識はまだまだ不足しているものの、病院内を常に走り、患者の元にいち早く駆けつけようとするヤンに医師としての資質を見抜き、更には「楽そうだからと肛門外科を選んだヤンの考え方」も把握。
麻酔科研修医のパクの冷静な判断とポテンシャルの高さも一瞬で見抜く。

医者として患者の患部の様子を透視するように把握するだけでなく、研修医たちのポテンシャルの高さあっという間に透視し、自分のスペシャルな働き方を見せれば彼らがそれに心奪われるというのもキッチリ把握しているのだ。
勿論その選球眼は、研修医だけでなく、経験値で医師に勝る物を持つ看護師のジャンミにも向けられる。

自分勝手にやっているように見えながら、ポテンシャルの高さを持つ若者には、きっちりメンターとしての自分の姿を焼き付けるのだ。看護師のジャンミが自分たちの正当な権利を主張する姿を見て「怒るのは俺がやる」とジャンミを矢面に立たせないような気づかいを見せる。

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愛弟子のヤンをペクに取られて怒りまくる肛門外科長ハンを適当にあしらいつつ、ヤンを自分で育てようとするペク。医療ドラマでよくみられる「師事する教授を替えると、色々人間関係やら忠誠心が疑われる問題」がここでもみられるが、怒りまくるハン科長も心根はそんなに悪い人でもない様子。

真摯に患者に向き合う姿はスーパーマンかと思える程で、マンガみたいな主人公だなと思っていたら、原作はウェブトゥーン(Web小説が原作との事)との事。フットワークが軽い展開にも納得。


旧正月

2025-01-28 20:58:07 | なんということはない日常

中国では春節、韓国ではソルラル、ベトナムではテト…
各国の旧正月の話題をニュースで耳にする度、薄っすらと羨ましく感じるのは毎年の事だ。

中国人の同僚は、両親が昨年末から2か月程の予定で日本に滞在しており、「私達がわざわざ中国から来ているのに何故旧正月にも仕事をするの?」と言われたそうで、旧正月的には大晦日になる今日と旧正月である明日は休みを取るとの事だった。

彼女が両親を呼ぶ際のビザに関して、勤務先が発行する書類が必要になる関係から私が手伝ったのだが、そのせいもあったのか、年末、奇跡の9連休だった休みに入る前に、彼女のお母さんが手作りされた餃子を冷凍したものを沢山頂いた。

餃子を入れて貰った器を返す際、彼女から「この機会に自費で両親に日本の病院で健康診断を受けさせたいのだが・・・」と相談される。確かに自費ならなんの問題もないと思うのだが、彼女の両親は、2月には帰国する事が決まっているのだ。仮に病気が見つかっても日本での治療は叶わない。今、話題になっている海外富裕層向けの恐ろしい程高額のスペシャルな人間ドックなら話は別かもしれないが、生活に根付いた健康診断はやっぱり生活の場で受診するのが現実的だ。

ただ、離れて暮らす彼女が両親の健康を気遣うのはよくわかる。40代になったばかりの彼女はいわゆる一人っ子政策世代故、兄弟はいない。(政策に反して子どもを複数人持てば、出世に影響するから当然一人っ子と彼女は淡々と話していた)仮に彼女が同郷の人と結婚しても相手も一人っ子故、2人で4人の親御さんの介護をする可能性が発生するのだ。何より彼女はまだ日本での生活を望んでいる。彼女が両親の健康に不安を抱くのも当然だ。
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健康診断や介護の話から、『日本よりも何倍も速く少子化が進んでいる中国』という話題になったのだが、彼女は、ちょっと笑いながら『それを解決する良い方法があるんですよ』と言う。


何かと尋ねると、更に笑いながら『今、中国共産党の党員は多分9千万位のはず。もし党が『複数人の子どもを持つことを推奨する』と言ったら、皆、子どもを持とうとするから大丈夫。中国にはそんな秘策があるんです』と言う。『まぁ、年齢の問題もあるけれど、三分の一か四分の一の人がそれに従って頑張れば、あっという間に少子化問題はなくなります』

冗談なのか、半ば本気の話なのか、私には判断がつかない。。。


ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件

2025-01-27 20:51:51 | 映画鑑賞

返還前の香港を舞台に、違法取引で巨大な財をなした男と、ICAC(汚職対策独立委員会)の捜査官として彼を15年もの間追い続ける男の話。

マレーシアに技師として渡るものの、仕事に失敗し、1980年代の香港に流れ着いた男チン・ヤッイン(演:トニー・レオン)と、私生活を犠牲にしてまで彼の逮捕に執念を見せる捜査官(演:アンディ・ラウ)。

株式市場の高騰に乗じてどんどん資産を増やし、秘書(演:シャーリン・チョイ)の名前を使い、何社もの会社を設立てマネーゲームに興じるチン・ヤッイン。

映画の中では、一介の技師だった男が苦労して変わろうとする様子は殆ど描かれない。たまたま話せた福建語のおかげでチャンスを掴み、次第に言葉巧みにお金を右から左に動かし、ある程度の金を集めるとそれを元手に株を動かし始める。金に目がくらんだ者に声を掛け、インセンティブを高騰した株で支払う事で更に取引額を増やし、そんな事を繰り返し続けて資産が膨らんでいると思い込ませるのだ。いずれも自ら手を下すというより、全て周りの人間を動かすという、どこか間接的な動きが多く、彼に強力な決定権があるとは思えない。カリスマ性は感じさせるものの、その実、中身がどんなものなのかは一つも見えてこないのだ。

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私は株について詳しくはないが、映画の中で繰り返される『株と現金の価値を一緒にする』という言葉がこの詐欺のキーワードだと理解。現金の価値は景気がどうなっても変わらない。1円は何年経っても何があっても1円のままだ。ただ、株は株式市場が高騰すればするほど価格が上がっていく。
株式市場の高騰がいつまでも続くような雰囲気を作り出し、市場が暴落すれば株の価格が下がる事を忘れさせるような雰囲気を作り出すのだ。
『株と現金の価値は一緒』と思い込んだ人間たちは益々踊らされていく。
チン・ヤッイン自身はその高騰を眺め、それに乗じて自身も大きく見せるものの、その実態は非常に不透明。大きな損を背負っても、あたふたするのは周りの人間だけだ。

派手なスーツに身を包むも、その実態をハッキリとは見せない男と、法でその男を裁こうとする男のなんとももどかしい15年もの間の戦い。

私は、結末になんとも虚しい思いを感じたが、実際にその時代を知っている香港の人達には、もう少し別の物が見えていたのかもしれない。

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蛇足

トニー・レオンが劇中で見せる派手なスーツの着こなし。少しだけブルーノ・マーズを連想する。


南京ダック

2025-01-26 19:27:52 | なんということはない日常

知人たち数人と訪れた餃子店。餃子を中心にビールのつまみを色々選んだのだが、メニューの中に北京ダックでなく南京ダックを見つけ、「これは頼んでみないと!」という事になった。

値段もお手頃。一皿1600円位だ。

パリパリ感が特徴の北京ダックと違い、塩漬けされた南京ダックはその塩味が程よくおつまみに最適だ。

ビール好きな私には、最高のおつまみだ。蒸し餃子と南京ダックがあれば、何杯でもビールが飲める。

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知人たちと香港映画を観た後に食事に行く際には、香港気分、台湾気分、中国気分を味わいたいからと中華料理を選択することが多い。

老辺餃子館は蒸し餃子が有名だが、焼き餃子もそれ以外の単品の料理もお手頃で大人数で訪れても円卓でゆっくりと食事が楽しめるお店。

 


青いイナズマ

2025-01-25 20:09:29 | なんということはない日常

SMAPの歌の中では、青いイナズマが好きだった。

紅白歌合戦が好きだった母は、中居君の司会が好きだったようだ。中村勘九郎氏がテンション高く司会をしていた際、中居君がサポートをしている様子を見て、その安定した司会ぶりをいたく褒めていた事が記憶に残っている。

母にとっても私にとっても、全員のフルネームを間違えずに言える最後のグループだった。

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