知人から、香港の映画監督@ジョニー・トー(杜 琪峯)が旧正月に合わせて日本に来ており、北海道でロケハンをしていると教えて貰う。
香港映画界の巨匠、ジョニー・トー監督 秋元札幌市長を表敬 トニー・レオン主演のアクション映画を北海道で撮影予定
香港映画を長年支え続けていた杜 琪峯だが、香港を取り巻く状況がすっかり変わった事で、撮影が思うようにできなくなった事に対する心情をイギリスBBCのインタビューで語っているのを昨年末見たばかりだった。広東語でのインタビューで(私は広東語は一言も分からないのだが)映像に付けられた『最近都是我人生中最低潮的時候』という漢字の字幕を見ただけでもその辛い心情が痛いほど伝わってくる映像だった。
こんな風にロケハンを出来るような状況になった事だけでも、彼の映画を何本も楽しんだ一香港映画ファンとしてはとてもうれしく思う。
雪の北海道を舞台にした映画なら、彼の映画に何本も出演している林雪さんにも出演して貰いたいなと思う。北海道の雪をバックに林雪さんが見られたら、ファンとしては感涙物だ。
杜琪峯導演專訪:我和香港失去靈魂——人權與自由- BBC News 中文
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最後に撮った作品は、彼が発案し7人の監督がそれぞれ短編を撮ったオムニバス映画「七人樂隊」。これは全話35ミリフィルムでの撮影で50年代から未来までの香港を舞台にした映画。それぞれの監督が担当する年代はくじ引きで決め、ジョニー・トー自身は株と不動産に支えられた香港経済を描いた2000年代を担当。
この映画からもうかなり時間が経ってしまった。彼が撮った映画がまた見られる事を一ファンとしてゆっくり待ちたいと思う。