私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

オデッセイ

2016-02-07 19:24:35 | 映画鑑賞
火星を調査中に起きた事故により、一人火星に取り残されることになった宇宙飛行士。
傷の手当も自分で行い、残った食糧を数える。
船長の残した1970年のディスコミュージックのセンスの悪さを嘆きつつ、植物学者としてのプライドをかけて出来る限りのことをしてサバイバル生活を乗り切ろうとする。

同じように宇宙のサバイバルを描いたゼロ・グラビティが内なる声に耳を傾けたのと違い、こちらは同じ一人でも彼は外の世界に答えを求めようとする。
同じような状況にありながら、アプローチの仕方は全く別だ。

一人残された宇宙飛行士を演じるマット・デイモンも一人ぼっちの演技が続く。
後半映画そのものはやや長いなと思わせるところもあるが、彼の演技は飽きさせない。一人でジャガイモを育て、通信状況を確保しようとし、4年後に迎えが来るはずの場所を目指して移動のシミュレーションを始める。
そういう演技を飽きさせずに見せるのはやはりすごい。

サバイバルをしている姿の後ろには、ナポレオンの戦いを自分の恋の戦いにかけて「あなたの降伏の!」と歌うアバの恋のウォータールーが流れるのだ。思わず笑わずにはいられない・・・・

ゴールデン・グローブ賞のコメディ/ミュージカル部門に分類される映画に全面協力するNASAの懐の深さに☆3つじゃないだろうか。

Abba - Waterloo



火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
クリエーター情報なし
早川書房