ザ・ブリザード

真冬の海で真っ二つになったタンカーの乗組員を救出すべく、小型の救命艇で荒れた大西洋に向かう4人。

救出に向かう4人も一刻を争う中、過去の失敗を繰り返したくないその一心でありえない危険を顧みず危ないルートを通ることを選択。
助けに行く前に自分たちが遭難するような場面が果てしなく続くのだ。
小型の救命艇が潜水艦でもないのに、波を下を潜り抜ける。サーフボードでもないのに、波にもみくちゃにされながら荒れた海を進む。

そして同じ頃真っ二つになったタンカー、船長が居なくなった船の中で、なんとか助かろうと自然とリーダーとなる一人の機関士。

遭難した者と助けに向かう者を繋ぐのは荒れた海だが、両者が遭うのを阻むのもその荒れた海だ。

有り得ない救出劇なのだが、出来る限りのことをして助けを待とうとするタンカーの乗組員たちの姿と、4人だけで荒海に乗り出す警備隊員の姿が交互に描かれるせいで、緊張感は途切れることはない。荒れる海が主役のような映像で単調かと思いきや、警備隊員役のパイン、ケイシー、機関士役のケイシー・アフレックという二人のイケメンパワーでそのあたりもうまく乗り切っている。

ザ・ブリザードというやや平凡なタイトルのせいもあり、あまり期待していなかったのだが、これがなかなかの迫力で2時間退屈することはなかった。
3Dの迫力を十二分に堪能。

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ザ・ブリザードというタイトルで随分損をしているような気がしてならない。もっといいタイトルを！とも思うが、ズバリこれ！という邦題が思いつかない。。。。

	映画チラシ　「ザ・ブリザード」　クリス・パイン
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