モノレールの中からでも、富士山がハッキリと見えた。
最終回ゆえ、40代前半の5人の医師が、病院の中堅として働く姿をしっかりと見せながらも、5人それぞれの私生活での姿も描かなければならない。
以前の患者が元気な姿を見せてくれるという場面もあれば、覚悟を決にめるように親族に伝えなければならない辛さ、更には、自分よりも経験のある医師に執刀を任せるという決断をする姿。
医師としての選択と決断だけでなく、私生活の選択と決断が描かれるから、2時間という長尺も仕方ない。
5人の医師のパートそれぞれにドラマがあるし、5人一緒の場面も面白いし、と自分の好みで色々な場面にフォーカスして見られるドラマだったと思うが、私は産婦人科医パートが結構好きだった。シリーズが始まった頃は、ただの人見知りとしか思えなかった医師のソッキョンが、最終回にエレベーターの前であんな笑顔を見せるとは・・・大きなドラマの流れも面白いが、こういうちょっとした変化が連続ドラマを見続ける醍醐味だったりもすると思う。
5人組以外では、時々描かれるチョンウォンの母と幼馴染の病院長のエピソードも印象的だった。特に病院長を演じたキム・ガプス。彼は余裕たっぷりに真っ黒な悪役を演じる事も多いのだが、今回はそんな姿を思い出させることなく、終始穏やかで第二の青春を感じさせる姿。ちょっとほっとし、ちょっと安心する。
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12話という連続ドラマだが、毎回1話が1時間半以上ある為、見ごたえはたっぷりだった。これだけ長いとエピソードで各人のキャラクターが説明出来るという利点もあるし、楽しいエピソードも入れることが出来る。 束草の蟹を喜ぶシーンでは、同じ束草を舞台にしたドラマ＠秋の童話の名台詞をイクジュントジュンワンに言わせてみたり、特別出演と思われるユ・ジェミョンには、卓球のシーンだけでなくその後にキチンと医師らしい場面が用意されていたり。きっと他にも私の気が付かない色々なエピソードがあったに違いない。
たっぷり楽しませてもらったドラマだった。
The BFF band cheers us on with one final song | Hospital Playlist Season 2 Ep 12 【日本語字幕 CC】
5人が最後に演奏したこの曲、ハ・ジョンウやキム・ドンウクが出演している映画＠国家代表の挿入曲だ。