内官の姿をした魂入れ替え人に人間と思われて襲われたムドクは、逆に彼の水分を吸って難を逃れるのだが・・・・魂入れ替え人が生きた人間の水分を吸うのは、暴走の第一歩だ。
しかし、この場面では逆に石と化した死体がある方が危ないと踏んだ皇后とチン・ムが氷の石を使って隠蔽を図ろうとしたため、逆に二人が松林の面々に怪しまれる事になる。
(更にこの場面では全てをウクのせいにしたことで、宮廷に修理の名目で出入りできるのだから益々松林に有利になった。)
星座盤に落雷があったのはムドクの力だということを、王妃の姿をした巫女が分からないのは脇が甘いとしか言えないが、とにかくこれで少しの時間稼ぎが出来る事になったムドクとウク。
その上、ウクは混乱もせず、自身が暴走しウクに被害を与えるかもと不安がるムドクの気持ちをおもんばかり、彼女の気持ちが自分に向いていることを喜ぶ余裕さえあるのだ。賭けに9連敗していても、その成果は少しずつ出ているのかもしれず・・・・
賭けの対象がムドクの侍女権になり、その相手がなんとユルになるのだ・・・・
これも世子がこの賭けについて今更ながら疑念を抱き、あの玉がムドクとウクの物だと知ってしまい色々逡巡しての結果。
ユルは、二人が離れていた方が諍いが起きた時に抑止力が効くとの判断から、(自分が弛緩剤になるつもりか?世子のいとこはやっぱり余裕がある・・・まぁ、本当にそれだけかは分からないが・・・)
対決に出て勝利を収めるものの、やはり話題はいつの間にか最後の段階まで到達していたウクの事だ。
しかし、このように頭角を現してくると段々風当たりも強くなるもの。それと併せてムドクについても注目が集まるのは仕方ない。
チョヨンの姉として潜入することになったソイとの関係から更に危うい橋を渡る事になると思われるムドク。
ナクスことムドクが借りている肉体が皆が探しているチョヨンの姉なのか・・・そんな都合のいい事があるのかと思うが、それがドラマ的な妙だ。
ソイが姉として潜入することになった事でムドクの危機一髪はまだまだ続く・・・