私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

身長の事

2024-08-17 20:29:21 | なんということはない日常

「壁の高さはあまりに残念」スポクラ・森秋彩 ホールドに手届かず 痛恨の0点 「いじめと主張」と英紙も疑問【パリ五輪事件簿】

私は背が低いので生活の中で出来ない事も色々ある。スーパーで一番上の棚に手が届かなかったり、電車の網棚に物が載せられなかったり。会社でも備蓄倉庫の一番上に置いてあるファイルが取れずに、自分用に小さい踏み台を購入し、落下に注意しながら備品の整理をしたり。電車内のつり革は肩のストレッチになってしまい、腕に余裕がなくなってしまうので、極力捕まらないようにしている。いや、正確にいうと腕をずっと伸ばし続けているのも結構大変なので捕まらないようにしているのだ。

ただ、背が低い事が私の標準なので、出来ないな・・・と現実を確認し、諦めればいい事ならそのまま素通りするし、どうしてもそれが必要だったりやりたい事だったら誰かに頼んだり。あるいはちょっと頑張ってみたり。更に安全性に関わる事だったら、相手が面倒がっても、丁寧にお願いして助けて貰う事もある。なんとか折り合いをつけて、いままでやってきたし、これからもそんな風にしていくしかない。

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高校卒業後の進路を考えていた際、看護師になる為の学校に通う事も選択肢の一つだった。ただ、自宅からの通学や学費の事を考えて一番条件がいいと思った学校は、入学資格に身長制限があった。150センチだったと思う。絶対に看護師になりたいのだったら、卒業と同時に家を出て入学制限のない遠方の学校に行ったり、バイトで学費を稼ごうなどと色々考えたはずだ。更に進路指導の先生に相談してもよかったかもしれない。しかし、当時の私はその事を両親に相談する事も学校の進路相談で話をすることもなかった。自分の努力で克服できないのなら別の道を進むしかないとあっさり諦めたのだ。今思うと切実にその道に進みたいと思っていなかったのだと思う。

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スタートしてからの色々な制約については、技術を磨き克服していくのがスポーツの醍醐味だろう。ただ、スタートさえもできないような状況を、スポーツだから技術の向上を目指すべきという簡単な言葉で片づけてしまっていいんだろうか。

このスポーツクライミングの事はオリンピックが終わってからネットニュースで知った次第。この事に言及しているインタビュー記事も読んだが、記事の文章からは、本当に彼女がスポーツクライミングを好きな事が伝わって来たので、なんとも切なくなる。彼女が好きな事を諦めずにすむような道が出来ますように。