私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ツイスターズ

2024-08-04 19:33:24 | 映画鑑賞

学生時代、竜巻へのあくなき探求心にかられ、友人たちと一緒に竜巻研究に余念がなかった女子学生ケイト。しかし安全を顧みず成果を求めたばかりに研究対象の竜巻に巻き込まれるのだ。

気象学のプロとして仕事をするも、学生時代の辛い思いから、実際のフィールドワークからは足を洗っていた彼女だが、民間の気象会社を経営している学生時代の友人から、出身地でもあるオクラホマで竜巻が異常発生していると聞き、再び実際の竜巻と対峙することになるのだ。

いわゆる、災害になる前の状況では、ケイトの友人のように気象のプロとして竜巻のデータを集める者もいれば、竜巻のYouTube配信を目的に竜巻に近づく竜巻チェイサーもいる。更には竜巻に近づきギリギリの緊張感の中にスリルを感じる事を目的とするテンションの高い観光客もいる。

地震、火山、台風、豪雨、水害、土砂災害。。災害は突然やって来て、それを避ける事は出来ず、危険を察知したら早めに避難する事。災害を前にしたらとにかく避難する事が一番だと思っていた。映画の中でも、勿論竜巻を避ける為にシェルターに逃げ込もうとするのだが、逃げるのではなく近づき、その湿気(水分量?)をコントロールする事で自然現象である竜巻の威力を少しでも低減させるためにあれこれ努力しようともするのだ。その姿に驚くしかない。

ただ、その竜巻が人間の想像を超え、ありえない暴風になり全てを飲み込むようになれば状況は一変する。その一瞬で災害と化すその変わり身の早さにただただ驚くばかりだ。

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最初から最後まで竜巻の渦に巻き込まれたような映像だ。とにかく竜巻のスピードと圧に気圧されて最初から最後まで目を見開き、スクリーンを二度見するような状態が続く。

そして竜巻といえばオズの魔法使いということで、竜巻に対峙する際のチーム員のコードネームが魔女、かかしだったりり・・・・自然の驚異の前でも悲壮感はなく、妙に前向き。竜巻チェイサーのタイラーを演じるグレン・パウエルのキャラクターがまさにこの映画の雰囲気にピッタリだ。