私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

朝鮮退魔師 わずか2話で中止に・・・

2021-03-26 22:20:04 | 韓国ドラマ・映画

『朝鮮退魔師』、ドラマ制作を中止…制作会社が明かす 「海外版権も契約解除」

以前、韓国語を教えてくれているSさんから「日本では時代劇があまり放送されないのは何故ですか?」と聞かれた事がある。

私も詳しいわけではないが、本格的にやろうとするなら時代考証が大変な事、江戸時代を舞台にした人情物でも、所作やセットそして小道具等準備が大変な事、更に若い人にはあまり人気がなく視聴率がとれないことも制作されない理由ではないかと思うと、自分なりの話をしてみる。

「時代劇は着物や鬘、さらには剣術など、現代劇にはない技術も多いし、一度制作が止まってしまうと、それらのノウハウの伝承も難しくなって、余計にドラマが大変になるのでは・・・」などと推測も含めて説明をしてみる。

Sさんは、「以前は本格的な時代劇が人気でしたが、最近は韓国ではフュージョン時代劇も人気で・・・若いアイドル達でも時代劇にチャレンジするのを望む人が多いんですよね」と話していたのだが、今回の問題はまさしくそのフュージョン時代劇で、トラブルが起こってしまったのだ。

ネットフリックスで人気のキングダムも、ゾンビが出てくるまさしくフュージョン時代劇だ。描かれる時代も人気の李氏朝鮮時代。

ただ、一番の違いは、キングダムの主人公たちは、みな架空の人物という事。時代背景や王と跡継ぎの関係、更には腹違いの兄弟の跡継ぎ争い等、いつかどこかで見聞きしたような内容にゾンビという魅惑的なアイテムが加わった事と、それに一人立ち向かう皇子の姿をスピーディに描いているのでキングダムは人気だったのだと思うが、それも皇子が架空の人物だったから許された事だったのだ。

今回は、実在する人物であり時代劇で人気の太宗が直接刀を持ち、ゾンビたちと戦うというチャレンジングな設定。更に韓国の時代劇でありながら、中国の香りのする衣装や小道具さらには音楽まで中国風だったことが視聴者の反感を買ってしまったということだった。

太宗を演じるのがカム・ウソン、演出家が「緑豆の花」「六龍が飛ぶ」など人気のドラマを演出していた事など、放送局が大々的に宣伝していたため、期待が大きかった事も逆に騒ぎを大きくしてしまったようだった。

私がYouTubeで見たニュース番組の映像では「太宗がまるで殺人者の様に描かれている思われてしまったのでは・・・」という解説がなされていた。。。

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事情は良く分かった。が、それでドラマ放送がとん挫するところまで来るとは・・・・

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私は韓国ドラマ好きだが、時代劇は歴史上の出来事や人間関係が良く分かっていないのでどうしても敬遠してしまう。大きな出来事や人間関係についてさりげなく地図や年表さらには家系図などさりげないテロップが出ればいいのに・・・と初心者の私は思うのだが、残念ながらそういうチャンスに巡り合った事がない・・・

今回、カム・ウソンが主人公という事だったので、慣れない時代劇でもチャレンジしてみようと思っていたのだが、それも叶わない夢になってしまった。

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YouTubeでハングルで朝鮮と入れて検索するだけで、真っ先にこのドラマ関係の映像ニュースがヒットする。

 

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