弁護士は依頼人のために働くと思っていたのだが、弁護士稼業もビジネスだ。
高尚な理由を口にはしても、勝てそうな仕事にありつき、依頼人の満足の元で沢山の報酬を得られる弁護士が実力ある弁護士らしい。
ユン・ヒジェはそんな理由から内縁の妻に暴力をふるう位に固執する代表でなく、代表の姉を選び、お金に困っているチョン・クムジャは酒と薬に溺れ、内縁の妻への執着が著しい代表を選ぶ。
後妻とともに古希祝いの宴を設けようとしている会長にとっては、キチンと仕事をしてくれる弁護士がいい弁護士だ。
ユン・ヒジェは、内縁の妻の言動は信じられないものの、暴力を振るう代表の元には戻らないないだろうと踏んで計画を立てるが、予想に反して内縁の妻は宴の席で代表の隣に座ることを選択。
内縁の妻が会長の三番目の妻の連れ子とこっそり付き合っていることを突き止めたクムジャが「代表を刑務所に送り込んでも地獄が続くのは同じ。会長の後妻の息子とこっそり付き合っても地獄が続くのは同じ。どちらとも今すぐに縁を切る事が出来ないなら、少しずつ縁を切ればいい。」とアドバイス。結局彼女はとりあえず代表の隣に座ってパーティに出席することを選択するのだ。
内縁の妻の心の闇に入り込み、一旦は勝ちを手に入れたようなクムジャだが、結局大手であるユン・ヒジェの所属する事務所の方が根回りもきっちりやっており、やっぱり上手だ。
(ただ、ヒジェ自身は一からやり直し的な扱いになったので、クムジャVSヒジェ的には痛み分け?か・・・)
クムジャの次なるターゲットは、世界的なヴァイオリニストとの契約だ。ステージママである母親の作った奴隷契約に縛られる彼。純粋に演奏が好きな彼は、母がたとえ自分からお金を全部取り上げることになっても文句はない。ただ、ちょっとした自由(特に恋愛か・・・)が欲しいだけなのだ。
母の高圧的な態度を見たクムジャは「大人になるためには、母である彼女を訴えるべき」と挑戦的な内容を提示するも、母親側の代理人となったヒジェは、「何年も母親とやりあうことは得策ではない」と純粋な彼の思いを遂げるためには、示談で十分との態度に出るのだ。
これに関しては男性同士であり、彼の心情をより理解したヒジェの判断が正しく思えるが・・・
このやり取りの中で同じ事務所のメンバーに二人が付き合っていたことがばれてしまったりするのだが、一番の衝撃はヒジェの事務所のトップが敏腕弁護士としてクムジャを事務所に招聘したことか・・・
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クムジャを演じるキム・ヘスのエネルギーが半端なく、チュ・ジフンはやや押され気味。それもドラマとしての面白さの一つかも。
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