私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

花が咲けば、月を想い 第1,2,3,4話

2022-09-29 20:29:02 | 花が咲けば、月を想い 韓国ドラマ

科挙を受験するために都にやって来たユ・スンホ演じる正義感あふれるヨンは、Girl’s Dayのイ・ヘリ演じるが街中で困っている様子を見かけ助けるも、これが飛んでもなく余計な事だったのだ。ヨンが助けるまでもなく、両親を亡くし、やや頼りない兄が科挙に合格するまでを支えようとする彼女は、両班の出とは思えない逞しさで生き抜いている女性だったのだ。

そしてヨンが曲がった事が許せない正義感で科挙の試験に合格し、お金がない為に街から離れた辺鄙な安下宿を探すも、その家主がロソ兄妹。分かりやすい悪縁の始まりだ。

何よりもルールを優先し、禁酒令を守る事に命を賭けそうな勢いのヨンを、亡き父から学んだ酒造りで生活の糧を得ようとするロソが受け入れられるはずもないのだが、頼りない兄が作った借金の為には仕方ない。

この禁酒令、だれも真剣に守ろうとする者がいないのがトラブルの元だ。亡き父から「大事な米を使い、辛い生活を少し豊かにする為の酒を造る術」を学んだロソにとってはその禁酒令にも腹が立つし、その禁酒令を守る事に懸命になり、密造酒づくりの罪人として自分の似顔絵を持っていながら、それを家主のロソだと気付かないヨンの勘の悪さにもなんだか腹が立つのだ。

禁酒令の後ろには、酒の流通を取り仕切る事で金を得ようとする者がおり、権力者たちは金に飽かせて酒を飲みながら羽目を外し、切れ者であるはずの世子は、権力の中で翻弄されることを嫌い、遊び人の体でフラフラと出歩き酒を楽しむ。禁酒令に一つもいい事などないのだ。

禁酒令で密売を働く輩が儲かるのは、独占している場合のみだ。何も知らないロソが勝手に密造酒を移動販売をすれば、市場原理はあっという間にバランスが崩れる。ロソの存在は密売者たちには煙たく、彼女が世子にお酒を提供している事を知ったヨンにとっては、彼女を守りたい気持ちと法を守る気持ちが対立することで一挙に混乱をきたす事になるのだ。

いくら金儲けをしたいからといって、若い女性が密売に手を出せば命の危険が迫る事は分かり切っている。そして当然のように崖の上での危機一髪がやってくるのだ。

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登場人物が実在の史劇はちょっと苦手だ。又、宮廷が舞台の一部となると、年配の男性陣の役職がよくわからず「誰が上司で誰が部下か?」などと混乱するのだが『歴史的事実ではない』と断りが入っているドラマであれば、私にとってはかなりハードルが低くなるのでとてもありがたい。今回も都承旨(トスンジ)は王の諸々を管轄する庁の上長らしい・・・という程度の知識でドラマを見続ける予定。



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