ニュース番組で「1958年、神奈川に上陸し大きな被害を出した狩野川台風に匹敵する大雨になる」と言っているのを聞き、生前母が何度もこの大雨の事を話していたのを思い出した。
当時母の住んでいた大船の家は、この洪水で床上浸水となり、母は押し入れの中板に座って水が引けるのを待ったのだという。
子どもの頃、祖母の家に行く度に、「ここまで水が上がって来た」と壁に残る跡を見せられ、「水は怖いのよ」と何度も何度も聞かされた。
私が勤めるようになってからも、地下道の出入口から地下に水が入ったらあっという間に水浸しになるからと「雨が降っているからといって、簡単に地下街を通らないように」としつこい位注意された。傘をさして地上を歩いたほうが何倍も安全だというのだ。
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母が亡くなった後、墓参りに来てくれた叔父が「姉さんはあの台風の時、押し入れの中の中板の上に乗って『まだ死にたくない』って大声で泣いていたんだよ。怖かったんだろうね」と当時の話を教えてくれた。
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明日、明後日・・・無理な外出はしないようにしよう・・・
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