ケチをつけるつもりはないが不思議だなと思うことがある
直近の内閣支持率が朝日新聞によれば
支持は33% 不支持は45%で不支持のほうが多い
ところが、産経新聞とフジネットワークの調査によると
支持が52.3% 不支持が45%で支持のほうが多い
2つの調査の不支持率は45%で同じだが、支持率のこの違いはなんだろう
前々から内閣支持率は朝日新聞は低めに、産経グループ・読売系・日経は
高めに出るとの声があり実際そのとおりだった
同じ調査をしても、メディアが望む(?)数字を出すというのは
なにか仕掛けがあるのではないか、、と、つい思えてしまう
それは母集団の選び方とか、質問の仕方とか、そうしたものが
本当はどういったものなのかが気になるところだが
産経新聞とフジネットワークの報道にはおまけがついていた
それは若者(20代)の支持率が62.7% 不支持率が31.7%で大きく差が出ていて
それは携帯電話料金値下げ等の施策が評価されたのだろうとの一文で
細かな報道ではあるが、果たして今それが必要な報道かと考えると
どこかしら報道のある種の意図を感じざるを得ない
(なんとかして政権にとって良いネタを探そうとするような)
この思い込みが独断と偏見に過ぎないとしても
それぞれが媒体にとってふさわしい数字が出ている現実は笑い事ではない
世の中に影響を与えるこうした調査が信頼できるものかどうかは
人は一旦立ち止まって考えたほうが良いかもしれない
(みんなと同じは適切な判断とならないと思う)
東京のコロナ陽性者は昨日(1/25)は久しぶりに700人を割って618人だった
ここでも少し不思議な気がしてしまう
緊急事態宣言の効果が出てきたとのと考えられるようだが
テレビでは相変わらず街の人出は望むような減少はなされていないと報道されている
にもかかわらず、劇的に減っている
どうも不自然だな、、と思うのは意地悪な性格のせいばかりではない(と思う)
すると内部告発のような形のツイッター投稿が目に入った
「都から市区町村をまたぐ濃厚接触者の調査はしない、
勤務先の濃厚接触者の調査もしないとの連絡が保健所にきてます」
「現在検査数が維持されてるのは保健所主導ではなく
自分自身でクリニックや民間のPCRセンターで検査を受ける人が増えているからです」
つまりはそもそもの検査数が少なくなっている、、ということらしい
どうも客観的な判断を下すための科学的な数字が
いろんなところで都合良いように使われているのではないかと思えてきた
そしてそれは、「政治的な意図」(オリンピック、Go To、解除)が反映されているようで
仮に「政治的な意図がない情報はありえない」としても
のんびりした批判精神のない一般人は、つい目の前に出た数字を盲信してしまう
情報収集にはプッシュ型とプル型があるそうで
マス媒体のようにあちらから勝手に(一見親切に)やってくるのがプッシュ型
ネットや雑誌等で気になる情報を自ら探して手に入れるのがプル型
プル型の欠点は自分好みの情報ばかりを集めやすいことだが
プッシュ型も知らず知らずコントロールされた情報に接していることになってしまう
結局のところメディアリテラシー能力が必要とされるのだが
これが(日本で、我が市で)できているのかというと
少しばかり不安を覚えてしまう
ところで、以前東京までわざわざデモにでかけたことがあったが(安保関連法案)
それはデモの趣旨に賛同してというよりは
デモの参加者数があまりにもメディア間とか警察発表のそれと違っていたからで
一体どちらが本当なんだろうと確かめたかったからだった
人数は微妙なところだが参加者の実態は、一部の団体に動員かけられたというよりは
そこいらのおじさん、おばさんが多くいた感じで、あるメディアはそのところを
正確に報道していないな、、と思ったものだった
それにしても分断は現実に起きていて、その原因の一つがこうした情報の曖昧さ
あるような気がしている
困ったものだ