トロイア遺跡を発掘したシュリーマンは多くの言語が話せたらしい
彼の伝記を読んだのは半世紀以上も前のことだが
その中で印象に残っているのは、彼の言語の勉強の仕方で
彼はアルバイトを雇って覚えようとする言語の勉強をした
そのアルバイトというのがとても変わっていて、
アルバイトはシュリーマンが覚えようとする言語を音読しているのを
ひたすらおとなしく聞いているだけなのだ
シュリーマンは音読が言葉を覚えるコツと考えらたしいいが
自分一人ではサボってしまいそうなので、わざわざお金を使って
サボらないようにしたのだ
なるほどお金を無駄にするのはもったいないので
とりあえず日課としての音読は覚えるまで続けられたらしい
音読は意味を理解せずに読んでしまいそうなところがある
国会の答弁でもあまりわかっていなくて読んでいると感じることがあるが
精神を集中して黙読しないと頭に刻まれない気もする
しかし黙読ばかりは駄目だな
考えた音(外国語)が思ったようには出てこない
実際に出てくる音は肉体的な作業を経るので、そこでの物理的なミスで
思いの外うまくいかない
そこで思うのは、現在ボランティアで面倒見てる外国をルーツにもつ子どもたち
シュリーマンを見習ってひたすら音読させたほうがいいのか?
シュリーマンは意味がわかるわからないは無視していい
としていたらしいが、そのところは、ちょいと不安になる
それにしても人が言葉を覚えていくということは
とても不思議なことだと感じる
ひらがな、カタカナ、漢字(それも1000字以上)
どうやって覚えたのか、ホント不思議
(それにしても今は情けないほどいろいろ覚えられない、、)