新城市でもコロナ陽性者がトータルで32名となった
定刻ではなく少し早めに始まる防災無線は
それだけでまた陽性者が出たとのニュースだとわかる
ただ、いずれも軽症らしいので無事に終わることを祈るばかりだ
愛知県では圧倒的に名古屋市に陽性者が多い
だからこの一年、名古屋にも出かけずにいる(宗次ホールとか)
当然のごとく新城から名古屋へ行く人数は減っていると想像される
気になるのは新東名経由の名古屋直行バス「山の湊」号だ
このバスは一時期(5月)運行停止されたが、すぐに再開されて今に至っている
その利用者の数は、どうなんだろう
資料がないので(議員さんは調べようとしたのだろうか?)
なんとも言えないが、手元の8月、9月のデータでは
一便あたり3人、4.8人とさびしい数字だ
高速バス事業は年間3600万円ほど経費がかかる
公共交通だからお金だけで判断してはいけないとされるが
それでもそのお金を別の使い方をしたなら、、とつい考えてしまう
このバスについては営業運行前の実証実験の時の契約と支払いについて
若干疑われる部分が見つかり住民監査請求が行われた
それは、市の見積り金額と業者の見積もり金額がぴったり一致(談合?)
既に減価償却が終わっている車両の分の請求があったとの2点で
監査委員からは
金額が一致したのは、営業運転を可能とする企業は現実的に
現在委託している企業以外になく、金額はその企業からのを参考にしたので
一致したに過ぎないから疑われるような談合ではない
また減価償却費については(どうもここがよくわからないのだが)
「故障や事故等があった場合に対応する予備車両を含めた償却費を
運行経費に積算したもので不当な支出にはあたらない」との回答で
これに異を唱えたメンバーが行政訴訟の手続を行い現在訴訟は進行中だ
でも今回はその話題ではなく別のこと
この契約書とか支出の明細を見ると、少し疑問に思う数字が見当たるのだ
全て疑ってかかるのは好ましいことではないかもしれないが
それでも社会経験を積んだ人なら常識的に
「こんなことにそんなにお金がかかるか?」と思えてしまうことが見つかる
それは予約管理、予約システムで、前者は予約受付の電話番の人件費(?)
後者はネットの予約システムで、委託会社のホームページを見ると
既存の予約システムに相乗りしているだけなので
どちらちもそんなにお金が掛かるのかなと思わざるを得ない
不思議なのは今年度からの予約システムの費用は低くなっている
3社と契約している予約システムのうち1社変更したようだが、
1社変えるだけで割と大きな金額のダウンになっているので
そもそも最初にあった予約システムの金額は適切だったのか?と思えてしまう
この見方が正しいかどうかはわからない
特に問題のない数字だったかもしれない
でも、疑いが生じるような数字であることは間違いない
問題は、この数字をちゃんと見ているはずの議員さんがそれを踏まえて
予算執行の議決をしているのだろうか、、という点だ
一部の議員さんはこの資料をじっくり読み込んで不思議と感じている
しかし、結局は数の世界で、あまり数字に関心のない議員さんが
高速バスのお題目をそのまま信じて安易に了承しているように思えてしまう
議員さんが与えられた資料をもっと読み込んだなら、、
と思える場面は残念ながら他にも存在する
一般市民は細かな資料は手元に無いし、それを見る時間も関心もない
市議会議員にその職務・権限を分業的に任せているのは、現実的なシステムだと思う
ただし、ちゃんとやってくれている、、という前提がそこにはある
しかしながら、現実世界はこうした緩いことが新城市だけでなく
至るところで行われているのかもしれない(きっとそうだろう)
その上で、少しはうまく回っていくようにするには
やっぱり誰かが、選挙で選ばれる人たちをチェックし続けないとダメかもしれない
でもそのチェックをしてる人たちは、ちょいと白い目で見られそうな、、
世の中は難しい、、