ユキワリイチゲ(雪割一華)
<キンポウゲ科イチリンソウ属>
大泉学園から歩いても5分もかからない所に牧野庭園がある。
牧野関連の資料も展示しているので、楽しめると思うが、
庭園の花はいつも(申し訳ないが)いまいちだと思うのだ。
でも、このユキワリイチゲだけは一番に美しく咲いて見せてくれる。
よく似た花の、東の国に咲くアズマイチゲ(東一華)に対して、
ユキワリイチゲ(雪割一華)なのだそうだが、
葉の色が一番の違いの特徴です。
根生葉は3小葉からなり、小葉は三角状卵形で鋸歯がある。
表面には白い斑紋があり、裏面は紫色を帯びる。
茎葉は3枚が輪生する。
花は淡紫色で径3~3,5センチ。
花びら状の萼片は12~22個もある。
俳句は雪間草(ゆきまぐさ)
植物の名称ではありません。春になつて雪が解け始め、
ところどころに現れた大地を雪間と言い、
その雪間に萌え出た草を雪間草と呼びます。
雪消えし方へ傾き雪間草 後藤 比奈夫
蛙ひとつ声して遠し雪間草 外川 飼虎
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