ヘクソカズラ(屁糞葛・屁臭葛)
<アカネ科ヘクソカズラ属>
植物には、ずいぶんな名前がついていたりするが、
特にこの名などは代表的なものだろう。
確かに匂うが、決してそれほどの匂いではないとは思うのだが、
この名のために忘れられない名前と言う事もあるかもしれない。
こんな寒い時期にも、ヘクソカズラの実は、カラカラに乾きながらも
元気だ。
葉や茎をちぎると不快なにおいがする。
冬枯れの中で、この実だけが色を残していた。
上は花で、筒状で先端が5つに分かれ、花の内側は真紅色で毛が多い。
この赤い色をヤイト(お灸)に例えてヤイトバナと言う別名もある。
俳句の夏の季語で灸花(やいとばな)がある。
屁糞花(へくそばな)も使う。
野の仏へくそかずらを着飾りて 石田あき子
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