ヒメウツギ(姫空木)
<ユキノシタ科・ウツギ属>
山地の岩上などに生える落葉高木。
樹皮は短冊状にはがれ、灰褐色になる。
髄は中空で、
葉は対生、長楕円形披針形で先はとがり、
縁に細鋸歯がある。
質はやや薄く、両面に星状毛が散生する。
5~6月
狭い円錐花序をだし、直径1~1,5センチの白い花をつける。
花弁は5個。
雄蕊は10個で花糸に1対の角がある。
<俳句歳時記>春
卯の花(うのはな)
<花卯木(はなうつぎ)山卯木(やまうつぎ)空木の花(うつぎのはな)>
卯の花やぴりぴり青き山の水 村沢 夏風
鉄路踰ゆる卯の花月夜ありにけり 藤田 湘子
空病みて川かなします花うつぎ 岡本 瞳
夕心旅心めき花卯木 高田 風人子