イチリンソウ
<キンポウゲ科・イチリンソウ属>
落葉広葉樹林のなかや山麓の土手などにはえる多年草。
葉は二回三出複葉で、
小葉は羽状に裂ける。
茎葉の間から1本の長い柄を出し、
先端に径4センチほどの白い花をつける。
花びら状の萼片が5~7個あり、
薄紫を帯びることもある。
花弁は無い。
和名は一輪草で、
花をひとつだけ咲かせることによる。
(あ~薄紫のイチリンソウってみたいなぁ~♪)
↓はニリンソウ
<俳句歳時記>春
一輪草(いちりんさう)
<一花草(いちげそう)裏紅一花(うらべにいちげ)>
手にのせて風も小さく一鱗草 きくち つねこ
うちとけて一輪草の中にゐる 古館 曹人
いちりん草湧水とあり汝が黒髪 安西 篤
風音は沼の底より一輪草 加藤 典宏
一輪草一つといふは潔ぎよし 山崎 ひさお