オオアマナ(大甘菜)
<キジカクシ科オオアマナ属>
帰化植物でアマナより大きいのでこの名がある。
「ベツレヘムの星」とも呼ばれる。
花の径2,5センチほどで、
花弁状の花被片は6枚。
雄しべの根元は扁平で6個合わせると、
大冠のような形を作る。
群生するのが見事です。
よく似たものにホソバオオアマナと言うのもあるようです。
オオアマナ(大甘菜)
<キジカクシ科オオアマナ属>
帰化植物でアマナより大きいのでこの名がある。
「ベツレヘムの星」とも呼ばれる。
花の径2,5センチほどで、
花弁状の花被片は6枚。
雄しべの根元は扁平で6個合わせると、
大冠のような形を作る。
群生するのが見事です。
よく似たものにホソバオオアマナと言うのもあるようです。
キンラン(金蘭)
<ラン科キンラン属>
春の林床に黄色く目立つ花。
自然が豊かな里山に生えるが、
里山の開発などにより生息域が少なくなっている。
草丈は40~80センチ。
直立した茎の先に鮮やかな黄色い花が
3~10個つく。
花は半開きの状態で、
花色を金に見た立てて名前が付けられた。
花の下の細長い部分は花柄では無く子房で、
熟すと細長い果実になる。
葉の長さは8~15センチで縦に入る葉脈が目立つ。
イヌザクラ(犬桜)
<バラ科サクラ属>
各地の山地に生える落葉高木。
樹皮は暗灰色でやや光沢があり、
小枝には微毛がある。
葉は互生し、
長さ5~10センチの長楕円形で洋質紙。
先は尖り、縁には細かい鋸歯がある。
4月頃、前年度の枝から総状花序をだし、
径5~7ミリの白色の花を多数開く。
花序は長さ5~10センチ。
花弁は5個。
雄しべは12~20個あり花弁より長い。
果実は卵円形で赤黄色から紫黒色に熟し
基部に萼が残る。
マイズルソウ(舞鶴草)
<ユリ科マイヅル草>
深山の針葉樹林に多く生える多年草。
葉脈の曲がった様子が、
ツルが羽を広げたように見えるところから
舞鶴草の名がある。
根茎は白色で長く横に這うそうだ。
茎は卵唇形で長さ3~7センチ、
基部は深い心形となって先はとがる。
花は茎の先に20個ほどつく。
花被片4個は白色、長さ約2ミリで平らに開き、
先は反り返る。
花はユキザサに似るが、
葉っぱが丸いのと長いのとで見分けられる。
チゴユリ(稚児百合)
<イヌサフラン科ホウチャクソウ属>
小さくて可愛いお稚児さんに例えて
搗いた名前。
白い花は径2~3センチ。
花は斜めか下を向き、
1本の茎に1~2個花をつける。
ユリのような花で、雌しべの先端は3つに分かれ、
雄しべは6個。
明るい林床や草地に生え、
草丈は15~30センチで、茎はほとんど枝分かれしない。
以前はユリ科だったが、
近年はイヌサフラン科に見直された。
オオバウマノスズクサ(大葉馬鈴草)
<ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属>
山地の林下にはえるつる性の木で
まわりのものに巻き付いて高さ2~3メートルになる。
茎や葉、萼の表面には軟毛が密にはえる。
葉はやや厚く、円心形または三角状心形で
長さ5~8センチと大きい。
裏面は灰白色を帯びる。
葉のわきから4~5センチの花柄を出し、
長さ2~3センチの花を1個つける。
萼は筒状でサキソホンのように強く曲がり、
ふちは浅く3裂する。
内側には紫褐色のすじがある。
蒴果は長楕円形で長さ5~7センチ、
6裂し、なかに多数の種子がある。
いつも5月頃に咲くのに・今年はもう咲いていた。
オドリコソウ(踊子草)
<シソ科オドリコソウ属>
この名は傘を被った踊り子が
集まっているように見える事からこの名がある。
山野の半日蔭に群生することが多い。
草丈は30~50センチで、
長さ3~4センチの可憐な花。
茎の周りを取り囲んで花が咲く。
茎は四角くシソ科の特徴の葉の形がある。
花色は白から少し紅色がかったものまである。
花は下から見ないと
大きな葉に隠れて見えずらい。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)
<シソ科ラショウモンカズラ属>
花の姿が
「京都の羅生門で渡辺綱に切り落とされた鬼女に似ている」
のが花の名の由来。
林の中などの湿った場所に生える多年草。
花茎が20~30センチある。
花は長さ4~5センチで淡紫~紫色の唇形で、
花の下唇は3つに分かれ、中央のものは大きく、
濃い紫の模様がある。
花後、根元から盛んに長いつるを出して地面を這い、
節から根を下ろし繁殖する。
葉は卵形で縁が切れ込み、先が尖る。
草全体にいい香りがするそうだ。
(今度嗅いでみよう。)
ヨゴレネコノメ(汚猫目)
<ユキノシタ科ネコノメソウ属>
山の湿った谷間に生える多年草。
ミヤマネコノメソウの変種。
ネコノメの名前は熟した実が割れた様子が、
猫の目に似ていることから。
ヨゴレ(汚れ)は花の作りがミヤマネコノメの
緑黄色系に対して、
暗紅色を帯びるためにこの名がある。
高さは3~15センチ。
マルバスミレ(円葉菫)
<スミレ科スミレ属>
葉も花も丸みを帯びる。
山野や道端の日当たりの良い所に生える。
全体に毛がある個体と無い個体がある。
葉が丸いのが名前の由来だが、
時期によって丸みは異なる。
葉が丸くなるのは、花の終わった夏に、
丸く凹んだ葉が見られる。
花は白いが、淡い桃色もあり、
葉のみならず、花も丸い感じがする。
花弁は長さ1~1,4センチで側弁に少し毛がある。
距が長く太く紫色の斑点がある。
毛が多いものをケマルバスミレと区別することもあるが、
中間型も多く区別は難しい。