IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

7月7日の豪華なランチ 「ミュゼ ボンヴィヴァン」昼のコース

2009年07月07日 20時39分44秒 | 三重県ネタ
今日のお昼は三重県立美術館にあるレストラン「ミュゼ ボンヴィヴァン」でいただきました。こちらに入るのは初めて。
1,890円の週変わりランチ、2,620円のお昼のコース、5,000円/8,000円のコースの4種類ありましたが、2,620円のお昼のコースをチョイス。




まずは「自家製スモークサーモンのティエド ベーコンのセシェと塩昆布とぶどうのマリネをのせて」。
いきなり凄い皿が出てきました。「ティエドとは半ナマのことです」と教えていただきました。サーモンの美味しさはもちろん、トッピングされているものの味がバリエーションに富んでいて、酸味があったり香ばしかったり。噛むごとに味が変わります。これはメチャクチャ美味しかったデス。




続いて「ズッキーニの冷たいポタージュ カレーのオイルとしょうがのクリーム」。
ひんやりしたポタージュはうっとおしい梅雨を忘れさせてくれるさわやかな味わい。カレーのオイルが効いていて美味しいです。ただ、これが強くてしょうがの風味があまりわかりませんでした。




メインは「本日の魚料理または伊勢赤ドリもも肉の片面焼きそのジュとトリュフ風味のポレンタ」の2種類からチョイスできたのですが、一皿めがサーモンだったのでここは鶏肉にしてみました。
ポレンタというのは3つある小さなキューブ状のものですが、これは伊達巻き玉子を四角く切ったような感じでしょうか。
そしてメインの鶏肉は皮目が香ばしく美味。ソースはテリヤキソースっぽいのですが、微妙に今まで味わったことのないなんとも言えない味。
ちなみにこのお皿用に出してくれたナイフはのこぎり状にギザギザで「Laguiole INOX FRANCE」と書いてあります。柄は象牙のようなものが使われており、お店のこだわりが感じられました。




「デザート」はカシスとクリームのミルフィーユ仕立てとお米のシャーベット。
ミルフィーユのほうはカシスの酸味が印象的で美味しいのですが、生地が固く(といっても口に入れるとサクサクなのですが)、口に入れるには切る必要があり、そうするとクリームが生地からはみ出てしまいます。一口大をいくつかにしてくれると嬉しいのですが。
お米のシャーベットは言われないとお米が原料とは思えませんが、こちらも美味しくいただきました。



最後は「珈琲または紅茶」。トアルコトラジャのコーヒーをいただきました。


こんな感じのランチでしたが、値段以上の価値を感じました。
金額的には昼ご飯としては贅沢ですが、たまにはいいでしょう。今後の料理に活かしたいと思います。
コメント (2)
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7月7日 三重県立美術館『未来への贈りもの』★5

2009年07月07日 18時31分40秒 | 三重県ネタ


また三重県立美術館に行ってきた。今回の展示は『未来への贈りもの 岡田文化財団寄贈作品展』
簡単に言えば、ジャスコ/イオングループで有名なお金持ちの岡田さんが文化財団を作って三重県立美術館に作品寄贈などを行なってきたのですが、それが30周年ということで、寄贈作品を一同に展示するという企画。

最も有名な作品は、マルクシャガールの『枝』(カラー作品)という油彩画。たしか三重県立美術館のオープン時の目玉作品で、何もない三重県ですから(笑)、当時結構にぎわっていたという記憶があります。これも今回、展示されていました。
シャガールについては、この作品以外に『サーカス』という版画が数十点展示されていましたが、独特のタッチと色彩は、一目でシャガールと分かる画風。モノクロの作品も何点かありましたが、カラー作品のほうが気持ちが明るくなっていいですね。

ほか超有名どころではルノアールの『青い服を着た若い女』。これを見るとモデルが吉永小百合では?と思ってしまいますが、いかがでしょう。

日本の画家では三重県ゆかりの曾我蕭白や宇田荻邨、日本近代洋画家の藤島武二や村山槐多らの作品があります。
なかでも曾我蕭白のふすま絵『松に孔雀図』はモノクロでありながら孔雀が生きているようで、凄い筆致。しかもすぐ後ろの松は濃い墨で力強く描いてあるのに主役の孔雀は薄墨で描かれており、何とも奇妙。でもそこがまた面白い作品です。

常設展も見てきましたが、いきなり色々な画家の自画像が何点も展示されていて興味深かったです。なかでもレオナール藤田(藤田嗣治)の『猫のいる自画像』は傑出。 藤田氏独自の繊細な線、色彩で本人と猫を描いているのですが、猫の憎々しげな表情がサイコー!
もちろん、ほかにもたくさんの絵画や陶磁器なども展示されていました。

前回、『元永定正展』に行ったときは一般900円でしたが、今回は企画展、常設展併せて500円。さすがに自前(所蔵作品)ばかりの展示なので安くできるのでしょう。これは超オトク!

今回の展示は7月20日(月)までで終わりますが、分かりやすい作品ばかりなので、行ける方にはオススメします。
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