1週間を振り返る

気づいてみれば1週間も記事を書きませんでした。
そんな自分自身に驚きました(笑)

2月。駆け巡る2月といった感じになっています。

今週を振り返ってみると、月曜日の大きな仕事は「卒業を祝う会」で行うスライド用の写真を1日中スキャンしてPCに取り込みました。休み時間も給食の時間もこの作業を続けてすき間の時間もありませんでした。19時には地元品川での会合に参加するため早帰り。仕事だけでは自分が広がらず、教師の幅が狭まりますから様々な活動を行うことが私のエネルギーになります。

火曜日は「卒業を祝う会」への本格始動。ご招待をする先生の担当者を決めたり、スライドのセリフを考えさせたりと、やらなくてはならないことが襲いかかってくるような日々です。
私の場合、学年のことだけをやっていればいいのではなく、教務主任なので学校全体のことも両肩に圧し掛かってきているわけで、この火曜日には夜19時から亀戸文化センターで行われた「覚せい剤等薬物乱用防止講演会」にも学校を代表して参加しました。その時に「iMindMap」で記録したのがこの画像です。


水曜日は錦糸町楽天地さんが毎年開催して下さっている「卒業生記念招待映画鑑賞会」に6年生全員を連れていきました。
鑑賞した映画は『HACHI 約束の犬』でした。昨年の招待映画は『犬と私の10の約束』でしたから、楽天地さんは動物シリーズがお得意???
リチャード・ギア氏が演じるパーカー先生と主役犬・HACHIの信頼関係は子どもたちの心に訴えるものが大きかったと思います。
この映画の子どもたちの感想文はこちらでどうぞ。
「香取小 こども情報局」

木曜日は学校から離れて、東京都教職員研修センターで1日研修を受けていました。内容は3点で、「OJTをどうすすめるのか」「リスクマネージメント」「人権尊重教育」でした。どの研修も私の新しい力になりました。
「リスクマネージメント」の講義はiMindMapで記録しましたのでご紹介します。

この日は、新潟県から筑波大付属小の研究発表会に勉強に来ていた先生が、マインドマップの実践について話を聞かせてほしいというオファーがあったので、研修終了後に本郷に出向いて4時間ほど会食懇談をしました。
マインドマップのことはもとより、メンタルリテラシーの話や、潜在意識を変えることで、すべての学級崩壊を解決していく方法などを紹介しました。

金曜日。
学校公開の日でしたが、卒業へ向けての取り組みが押して押して。
保護者の卒業対策委員会から依頼を受けている子どもたちの「自画像+翼付き」を作らせたり、合奏・合唱の練習をしたりと本当に目まぐるしい毎日です。

そんな中でも「☆」をひとつ発掘できました。
となりの組のYさんです。
実は今、音楽の先生が体調を崩して休暇中のため、卒業に向けての合唱曲「YELL!」と合奏曲「遥か」を子どもたち自身で練習を進めています。合奏のリーダーがYさんです。私不在の木曜日から学年練習を始めていて、モジャ先生からYさんと私の組のOさんが学年をしっかりまとめて練習してくれていると聞いてはいましたが、この金曜日、実際に学年50人を指揮するYさんのリーダーシップを目の当たりにして感激しました。

この統率力はヘタな教師よりも上だぞ!
このYさんの姿をたくさんの先生に見せてあげたい。衝撃的な姿だぞ!

練習終了後、私は彼女に指針を残してあげるには今が絶好のチャンスととらえて、こんな話をしました。

「君の将来の夢は何?」
「はい、音楽家になりたいです。」
「うん、そうなる可能性は大きいよ。その上でね、いろんな選択肢を持っていてもいいと思うんだ。選択肢って分かる?」
「はい、分かります。」
「今日、君が学年を仕切って練習させている姿を見ていて、音楽の先生とかお弟子さんを取って指導するような先生に向いていると感じたんだ。その理由がふたつある。ひとつはね、君には『人を統率する力』がある。実はこの能力は生まれ持ったものなんだ。君は人を指導する天才です。そんじょそこらの小学校の先生よりも断然、統率力を持っている。もうひとつは『目に力がある』ということだよ。君は演奏を指揮している時に50人全員に目が行き届いていた。そしてその真剣な目の輝きがとっても綺麗だった。『目力』がある人は教師に向いているんだ。だからひとつの選択肢として『教師』という道も持っているといいよ。」
「はい、ありがとうございます。」


教師は目の前の一人の子どもの心に「指針」を刻んであげることが大事だと私は思っています。なぜなら私自身が、小学校の担任の先生、中学校の担任の先生、大学の創立者から「君の道は教師だ」と言われて今に至っているからです。


さて、金曜日は夜にも大仕事がありました。
勤務時間後に行っている「江東区教職員バドミントン大会」で、勤務校の女子教員チームが決勝大会に勝ち進んでいたからです。昨年は準優勝でしたから、今年は何としても優勝すると頑張っていた女子教員チーム。少しでもお役に立てればと、コーチングを買って出ました。バドミントンは素人ですが、バレーボールで鍛えたコーチングはどんな競技にも活用できるのです。コートサイドにいるだけで、ほんのちょっとだけ力になれたと思います。

結果は見事に優勝!

祝勝会では幹事も務めて、終電帰り。


いや~、駆け抜けるような1週間でした。



ところで、未来学の本である『21世紀の歴史』を本気のマインドマップに描いている最中です。教育は「未来を創る聖業」です。私は、教師たるもの未来学を学ばずして教壇には立てないと思っています。この本は21世紀を創造しようという教師には必読書のひとつだと感じ、再度紹介することにしました。
21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
ジャック・アタリ
作品社

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