いよいよ今週末は夏季大会出場決定戦になります。なんとしても出場権を獲得することで、9月1日の夏季大会に向けて、優勝ねらいで練習していく権利を得られます。この優勝するという目標をもち、夏の練習で一気に成長していくためのモチベーションがほしいから、この出場決定戦が大事なのです。
もしここで負けるようなことになれば、今年の6年生はここまでが限界だと言わざるをえません。それほど意味のある出場決定戦なのです。
小学生バレーボール東京都大会の歴史がそれを裏付けています。夏季大会で優勝したチームは、秋の東京新聞杯で予選を勝ち抜き、東京都大会に出場することが数多くあったからです。
幸いなことに、私の体調も好転してきました。2週間の運動禁止期間でいろいろな痛みが減り、今日も球出しをすることができました。そこで少しだけ厳しい態度で指導したわけですが、子供たちの気持ちはしっかりついてきても、指導者として充分な指導をすることができなかったことからくる、技術的な影響が大きくあります。
ここまま出場決定戦に行くと、これまでと同じように、自分たちのミスで負けてしまいます。試合の終盤、サーブやスパイクをミスして泣いている子供たちの姿は、もう二度と見たくはありません。こりごりです。
自分にもチームの仲間にも厳しくし、大人に頼らず自分の頭で考えて、自分で意地決定して、判断力の高い矢口タートルズになってほしいと期待しています。
ところで矢口タートルズの子供たちは、読書をたくさんしているのでしょうか? 6年生は学年で読書マラソンという取組をしているはずですが、当然、ダントツのトップ集団に矢口タートルズの子供たちはいるはず。
「全校児童の模範たれ」をチームの指導方針にしてきたことを分かっているでしょうか。全校児童の模範ならば、読書量などは軽く1位から7位まで取っているにちがいありません。そうした日常の努力の積み重ねが、バレーボールの理解力や判断力を高めます。
井上のバレーボール指導は、学校の勉強でもトップランナーでないと、本当の意味を理解することはできないと書き残しておきます。本当の努力家は、前回紹介したような、長文のバレーボール日記を書けるようになるのです。
そして中学や高校でもキャプテンやリーダーになって人を引っ張り、自分の希望する進路を勝ち取っていくのです。今、小学生時代に手抜きを覚えたら、その習慣は一生つきまとい、大事な局面で退いていくことになるでしょう。