2年生の建設的な意見

写真は帰宅途中て出会った、東急線から6月23日にデビューしたばかりの「いけたまハッピートレイン」です。
そして今、矢口タートルズからも7月のデビューに向けて準備を進めているチームがあります。アンダー10チームです。その練習に入ったタイミングで、「いけたまハッピートレイン」に出会うということは、アンダー10チームも、きっとハッピーな兆候であるのでしょうね。

今、アンダー10大会に向けて、2年生がとても熱心に練習しています。今日の練習のはじめは、下級生が基本を身につけるために、高学年も含めて全員が、一人アンダーハンド直上パス100回を課題とし、できた人から壁打ちスパイクに進むことにしました。ここで表題の通り、2年生から建設的意見が出てきました。

「先生、わたしたちはまだ100回できるほどじょうずじゃないから、10回つづくのを、10回やって、100回でいいですか?」

指導者の心を打つこの意見に、感心するしかありませんでした。30年もバレーボール指導者をしてきましたが、入部したばかりの2年生からこのような提案をされたのは初めてです。練習しながら、どうしたらじょうずになれるのかなと、いつも考えているからこそ出てくる言葉だと思います。

この2年生の子供たち。コート内でひとり言を言うことがけっこうあります。喜んだり、励ましたり。自分のプレーを反省したり、悔しがったり。
今、私は校長として学校経営の中心に置いている「アウトプットする」ということに、徹底的にこだわって、4月以来、月曜日の全校朝会(オンライン)では「アウトプットの効果について」ということしか語っていません。アウトプットできる子供たちは、必ず大きく成長します。2年生の子供たちは、男子も女子も全員が、このアウトプットを自然にできている。2年生の保護者の皆さんは、次の私の言葉を信じていただきたい。

「38年間の教員経験から自信をもって言えることは、自分の内面を素直にアウトプットできる子供は、間違いなく伸びる」
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子供たちがネーションズリーグから学んだこと

「せっかくネーションズリーグがテレビ放映されているのだから、全日本チームが試合の中でどんな話をしているか、記録しておくとよい。」
ということを私から指導したことに応じて、5,6年のエースアタッカー2人がノートに書いてきたことを、矢口タートルズのチーム財産となるように、ここに紹介します。

(6年生エース)
・古賀選手がスパイクのコースについて、みんなに伝えている。
・点が決まったら、みんな笑顔で声をかけ合っている。
・言葉だけで伝えるのではなくて、ジェスチャーや手を使って分かりやすく伝えている。
・気持ちに関する言葉を言っていた。古賀選手が「バタバタしないでいこう」と言っていた。
・自分たちに点が入っても、相手に点が入っても、絶対に誰かが声を出していたり、声をかけていたりしていた。
・声と足を止めずに試合をしていた。
・手拍子でテンションを上げている。
・リベロの小島選手がサーブカットのときは必ず毎回レシーブのフォームを確認している。
・選手やコーチ、かんとくが話しているときに、絶対にあいうちを打って、最後までしっかりと話を聞いている。
・相手の弱いところなどを言ってから、気持ちに関する言葉を言って、コートに入っている。
・追いこまれていいるときに、深呼吸をしたりしていた。
・古賀選手が何回も何回も「あきらめないよ」や「ボールからにげないよ」という声掛けをしていた。

(5年生エース)
・点を取ったら笑顔で喜んでいた。
・タイムアウトのときは、選手がいろいろなことを話していた。
・最後まであきらめずにボールを追いかけていた。
・つなぎのスパイクは必ず入れていた。
・二段トスでもれいせいに相手のコートをねらって打っていた。
・ブロックカバーにしっかり入っていて、ブロックされても拾えていた。
・レシーブするときには、すばやくボールの下に入っていた。
・ベンチからのおうえんがすごかった。
・ミスをしてもきりかえて、次の1点を取ることに集中していた。
・相手に連続で点を取られていても、「こうげきする気持ちをわすれない!」と古賀選手が言っていた。
・とにかくコートの中をもりあげていた。

(感想)私は上に書いたようなことをプロから学んで、自分たちの試合で実行したいと思います。

2人が書いてきたことを、チームのみんなができるようになったら、まちがいなく素晴らしいチームになりますね。
矢口タートルズでも、やっとこのようなレベルの高い考え方をする子が出てきましたね。
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