地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道散歩 (4) 都を離れてはや幾年……5000系

2004-12-26 21:45:17 | 地方民鉄 (秩父)


 秩父鉄道といえば、こちらも忘れてはいけません (^^;)、もと都営三田線の5000系でございます。国鉄型天国&貨物天国の秩父鉄道においては若干はぐれ者 (ちなみに、これ撮ったのは波久礼駅。クサい駄洒落ですみません ^^;;) の感がありますが、今ではこういうコルゲートがゴツい電車も減りつつありますので、秩父でこうして走っているだけでも貴重なのかも知れません。しかも三田線時代とほとんど変わらない雰囲気ですし……(インドネシアに行った車両はオレンジ帯になったようです)。また、走行音のデカさや揺れの大きさはピカイチです (1000系がコイルバネなのに対してこちらは空気バネなので、ホントは逆だと思うのですが……何故かそう思えてならないです ^^;)。三田線時代、トンネル内にものすごい音を響かせながら加減速を繰り返しまくるのを楽しみにしながらしばしばお世話になったことが思い出されます (^^)。
 そういえばこの電車、もともと都営三田線は確か志木あたりで東武東上線と乗り入れする予定だったため、よ~く注意してみると、正面デザインがかなり東武8000系を意識していることが分かります。この乗り入れ計画はポシャってしまったため、結局この電車は三田線時代、どことも直通運転せず地味な存在に徹していたというイメージが強いのですが、秩父に引っ越して以来晴れて東武8000系とは毎日羽生と寄居で顔を合わせていることになります (今度は8000系の大部分の正面が改造されてしまいましたが……)。