
余りにも蒸し暑すぎ、天気が悪すぎた今年の夏も、今日明日あたりの雨を最後にようやく区切りとなり、爽やかな秋、紅葉の秋がやって来ますね……。これから12月上旬まで、各地の紅葉狩りの名所が大いに賑わうことでしょう。
そこで、紅葉と聞いて思い出すのが、それに伴う風物詩とも言える小湊鐵道の長大編成。里見での交換設備が復活する前は、本数が思い切り限られる中でも養老渓谷へ殺到するハイカーを捌かなければならないということで、私などは確か5連を経験した記憶があるのですが、里見復活後は本数がやや増え、増結も3~4連程度となったかと記憶しています。しかしこのたび、トロッコの運転で定期列車の本数に再び制約が生じることになりましたので、紅葉ハイシーズンの11月下旬から12月頭にかけては長大編成が実現するのでしょうか?

そんな小湊鐵道、先月かな~り久しぶりに乗ったのですが、里山トロッコも良いけど、やはり車齢40数年以上のキハ200が、まさに国鉄キハ20のオールロングバージョンというテイストで未だ現役!というのはシビれますね~♪ しかも、途中の無人駅から乗る場合には、未だに短冊式の補充券が発売され、「重みのある」長い券面を掌に載せて思わず惚れ惚れとしてしまったのでした (笑)。
しかし、とにもかくにもキハ200は登場以来約半世紀。小湊鐵道は以前よりも本数を減らし、余った状態の悪い車両は休車扱いとして部品取りに回すなど、あの手この手で延命を図っているように思われます。それでも、どれほど状態の良い車両にしても、半世紀を超えればいい加減かなりガタガタなはず……。そこで個人的には、数年以内に車両置き換えが表面化するのではないかと予想しているのですが、それがJREで余るキハ40になるのか、普通の軽快気動車になるのか、鹿島臨海と同様に関鉄キハ5000のライセンス生産となるのか、はたまたいすみのように国鉄キハ20・小湊キハ200に近似のデザインの車両を特注するのか……。こんなことを妄想するヒマがあるなら、まさに現状をこそ味わい尽くしておくべきなのですが、さてどうなることやら……。