地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

回想の国鉄型天国広島・105系3扉旧塗装

2017-04-07 00:00:00 | 国鉄型車両


 去る4日、都内某所のロシア&グルジア料理店におきまして (グルジアの対外自称はジョージアと変わりましたが、あくまで店の名乗り方に従います)、いつもお世話になっております「きえふにいさん」様と、「日本ではマイナーだけど美味い」ユーラシア系料理を楽しみつつヲタトークを楽しむ小宴を開催しまして、私自身としては初めて食するグルジア料理の濃厚でホカホカする味に舌鼓を打ちました♪ 旧ソ連系の店に行けば必ずと言って良いほど置いてあるピーヴァ・バルチカも酔い心地は上々♪ 夕方6時からラストオーダーまで延々と、鉄ネタから文化論までお付き合い頂きましたきえふにいさん様には、心よりお礼申し上げます!



 そして今回取り上げた様々な話題はといえば、例えば「ロシア革命100周年を記念してモスクワを初訪問してエレクトリーチカを撮りまくりたいけれど、その矢先にサンクトペテルブルグで×S系テロとは!」「他にもトルコとか、旅行者の楽園であった国が続々とオススメ出来ない国にランクインしてしまって悲しい」といったものから、「悪役の描写にこそ命をかけているタツノコプロ系アニメ (例えばタイムボカンシリーズやガッチャマン) は人生の機微を凝縮している」「中国鉄道部の幹部連中は銀河鉄道999の見過ぎである (例:惑星アンドロメダ駅そのものと言って良いCRHの巨大枢要駅)」といったものまで極めて多岐にわたるのですが、最近のあらゆる社会・文化的事象の中で最も琴線に触れたものといえば、映画『この世界の片隅に』であるということで激しく意見が一致したのでありました。ありとあらゆるほのぼのとした人間関係や、戦時下の雰囲気を所与のものとしつつ適応しようとしていた人々のなりわいが、過不足なく極めて丁寧に描かれており、しかも最後には破滅しか待っていなかったことを我々は知っているだけに、最初から激しく涙を流さずにはいられないという……。そういえば鉄道の描写も、32系客車についてはシングルルーフとダブルルーフの両方を盛り込んで余りにも細かいということで、神的ヲタの所業としか言えない仕上がりであるのも強烈な印象を受けました。
 というわけで、そんな物語の舞台となった広島を行き交う国鉄型車両の画像につきまして、105系3扉車 (純新造車) の更新後・青赤帯塗装バージョンを全くアップしていなかったのを思い出しましたので、ここに貼りたく存じます。2008年に撮ったきりですので、また再訪問して末期色もとい黄色姿も撮らないといかんなぁ……と思います。