
いつもお世話になっております落花生。様のブログを拝見しておりますと、最近の記事の中には何と!複雑な問題が伝えられるラカイン州の州都シットウェーの近郊に生きるキハ52の現状が掲載されています! 混迷の中、鉄道が運休となったり建設途上であったりする離れ小島(ミャンマー国鉄の他の路線とつながっていない孤立路線)にあって、ロングシート化されつつも総じて美しい状態を保っているキハ52の姿は感動的ですらありますし、そんなキハ52が走る沿線の光景もまた、この地域の現実そのものであります。落花生。様の、趣味とお仕事を見事に結びつけられた渾身のレポート、ご興味の向きは是非ご覧下さい。

というわけで、とっくに一年以上前となってしまったミャンマー遠征の続き……斎藤様および落花生。様とご一緒したピュンタザ・マダウツアーの帰りに寄ったバゴーでのハイライトといえば、インセイン配置・コンピュータ支線運用から、バゴー配置・ニャウンカシー支線運用に転じた、札沼線キハ48 300番台のバゴー帰還シーンです☆
すっかりボロボロになりながらも、腕木信号や信号小屋が建ち並ぶ広大な構内にて、ジリジリと照りつける斜光線に晒されながら待つことしばし。ポイントの開き具合から入線する線路を推測し、ズーミングする手順を脳裏で思い描いていると……定時からさほどズレずに、やって来ました北海道色!
バゴーでは以前、2013年の初訪問時に、超偶然なことにヤンゴンでの整備を終えたキハ141が配属先へと送られる光景と出会ったものですが、そのとき以来改めて、バゴーにて北海道色を見届けることになるとは、何とも感慨深いものがあります。そもそも、ニャウンカシー支線は余りにも路盤がボロボロで、キハ48のような重量級の車両が入線できるとは想像だにしなかったものですので、キハ48のニャウンカシー支線配置という報せはまさに青天の霹靂の感がありました。
なお、各地に転じたキハ141が相次いでRBE標準色ツートンになっていることからして、いずれこのキハ48もツートンになることでしょう。そうなる前の撮影というのもまた貴重なものです。