これまで近鉄南大阪線系1067mm車両が余生を過ごす場であった養老鉄道が、伊賀鉄道と同じく東急からステンレスカーを譲り受けることになっていたのは最近広く知られていたところです。ただ個人的には、養老鉄道は21m級車両が入線できること、そして地方民鉄に最適な1000系はほとんど枯渇してしまったことから、養老鉄道には8500系が行くのかも知れない (だと良いなぁ♪) と思っておりました。ところが、事実は小説よりも奇なり……。昨日養老鉄道が正式に発表したところによりますと (PDFファイルあり)、何と!東急から譲り受けるのは7700系とな?!
いくら電装品は1980年代後半にごっそり交換されているとは言え、そしていくらステンレスの車体そのものは劣化しないとは言え、1960年代製、車齢約半世紀突破という車両が、地方民鉄の「最新鋭車両」として新たな車生へと踏み出すとは……。しかも、車内の一部は転クロに改造! さらに帯色は計4種類あり、うち2種類は現在の東急での帯色を参考にしたグリーン濃淡 (歌舞伎風もあり。とゆーか、公式PDFに歌舞伎と書いてある……笑)、そしてもう2種類は今のまま! どう考えても東急ヲタをホイホイするためとしか思えないですし、鉄コレのカラバリ展開を狙っているとしか思えない……(もっとも、水間1000系鉄コレのその後がパタリと音沙汰なく、養老でも同じように将来複数カラバリを売るのかどうか、気になるところではあります)。
何はともあれ、美濃・伊勢の田園地帯にギンギラコルゲートが光り輝くのを楽しみにしたいものです。