
相鉄JR直通線の開通から早いもので3週間。優等列車の間隔が一定せず、しかもラッシュ時に事実上の減便となった横浜駅利用者からは、今までの相鉄ではダイヤ乱れ時を除けばほぼあり得なかった凄まじい混雑への怨嗟の声が上がっているようです。一方、JR直通列車は総じて快適ですね〜♡ 午前9時台に海老名を発車する特急と各停を、それぞれ大和から西大井まで利用してみましたが (仕事の都合で通勤ルートが変わるので定期券を持たない生活をしている怪斜員でございます)、特急の場合、大和から二俣川までちょうど満席、二俣川と西谷で若干客が入れ替わりつつ減り、西谷〜武蔵小杉間では7人がけの椅子に5〜6人、武蔵小杉で降りる客もいるので武蔵小杉から乗った客が歓喜の表情を浮かべる、といった感じです。各停の場合は各駅にて、直通線を狙って乗って来る客が確実にいるという感じで、二俣川で横浜方面に向かう客が若干下車するほかは、西谷での乗り換えもほとんどないまま、椅子がほぼ埋まった状態でJRに入って行くという感じでしょうか。

相鉄としては、所要時間面でセンセーショナルな意味を持たせるためにも、JR直通列車として特急を多数設定したのかも知れませんが、海老名と大和の乗降客が相鉄JR直通線を使って新宿や渋谷に行くインセンティブはかなり低いようにも思われます。朝のロマンスカーが熾烈な争奪戦となっている中、海老名(そして早朝の大和)から乗っても確実に座って行けるのであれば、全然運賃が高くなってもロマンスカーよりは安いので利用したい、という向きが今後増える可能性もありますが、大和を利用する小田急江ノ島賎民はそこまで思い切ったことを考えますかどうか。
したがって、相鉄と海老名タワマン不動産業者の見栄のために若干特急を残しつつも、基本的にJR直通列車は相鉄線内各停として運転するのが最も合理的であるような気がしております。何と言っても、相鉄沿線民(とくに本線民)は長年来、目の前に停まった列車に乗ればそのまま横浜にラクに行け、帰りも横浜から急行や特急に乗ればそのまま自宅の最寄り駅へ行けるというノリに余りにもどっぷり浸りすぎており、そういうことも含めて長年来形成された沿線文化を一朝一夕にして変えることは難しいように思われます。一番良いのは、JR直通列車はほとんど大和始発の各停として運行することでしょうか (大和利用者大勝利。笑)。次の大きな改正は2年後の東急直通ですが、そのときにはJR直通の需要が下がることも予想されますので、なおのこと、瀬谷以東の各駅利用者に配慮したJR直通となることが必要ではないかと愚考します。
というわけで、11月30日に撮影したYNB二題、今をときめく12000系と、最豪華車9000系です。TOMIXの12000系製品化予告、当然のように来ましたが、基本は4両ではなく6両であって欲しい (←家が狭い貧乏人)。しかし、マイクロのYNB9000系 (基本6両のみ) と並べるのが楽しみでもあり、基本・付属両方予約しました (6両短縮化編成とモヤサンド6連を並べて遊ぶことにします ^^;)。