鎌倉街道上道は湘南深沢駅至近で湘南モノレールの下をくぐった後、本来であればJR大船工場の跡地を通るらしいのですが、広大な立入禁止の空き地となっている場所に入る余地もなく、若干の遠回りをした後、神戸製鋼南側の柏尾川の橋を渡り、東海道線に突き当たります。しかし旧街道は線路によって寸断されているため、少々東京寄りの位置(武田薬品の工場至近)にある地下道へと迂回し、村岡東交差点で正規ルートに戻ります。(寸断点の西約1kmに村岡のカーブがありますが、面倒ゆえパス ^^;)
というわけで、通せんぼを食らったなりに、東海道線を撮るのも一興ではあるのですが、基本的に後追いでしか撮影できませんので、E233を1枚撮ったのみでした (↓をクリック)。その代わりに、以前熱海で撮ったきり外付けHDの肥やしになっていた、湘南色E217の画像を掘り起こしてみました (全然鎌倉街道じゃないし……^^;;)。
本来E217系は詳論するまでもなく、横須賀・総武快速線用であったところ、湘南新宿の増発によって横須賀線の本数が削減され、そこで余った15連3本=45本が2006年3月のダイヤ改正から東海道線の運用に回され、113系を完全に置き換えるにあたって一定の役回りを演じたわけですが (Wikipedia参照)、そんな経緯ゆえに個人的には当初、E217=トホホという認識を拭えないでいました。付属編成は全てロングシートのため、空いている14・15号車のボックスシートを狙って待っていても、やって来たのはE217でハズレ、という苦い経験もあったものです。しかし何と言っても、209系やE217系のモーター音は、断末魔の叫びのようなヘロヘロさが良いですし (個人の感想です ^^;)、正面にしてもE231と比べれば全然良いです。というわけで、2015年には東海道線から退いた湘南色E217に対して、今では思い出をしみじみと感じるばかりですが、早いもので東海道からの撤退から5年が過ぎているのですね……。