20数年来スーパーあずさとして運用されてきたE351系は、結局全車廃車ということで、先日長野へのラストランがあったとのこと。走行距離が長い上に振子機構が東海の383系と比べてショボく (?) やたらと揺れ、車内も結構ボロボロな気配が漂い始めていましたので、完全引退はやむを得ないことなのでしょう。
いっぽう、国鉄末期に登場したクモユニ・クモユ・クモニといった郵便・荷物電車の類は、周知の通り鉄道郵便・小荷物輸送があっという間に廃れてしまったため、多くの車両が圧倒的短命の憂き目に遭ってしまいましたが、ごく一部の車両は事実上の事業用車両として生き延びて、JR世代の車両よりも長命となったのは痛快な (?) 成り行きと言えましょう。長野車両センターから長野駅に毎日 (?) 一回顔を出すスカ色クモユニ143は、その最たるものかも知れません。
当初は身延線の新性能化に合わせて1981年に登場したクモユニ143は、1985年に身延線の鉄道郵便・荷物輸送が廃止になったことから長岡に転属したものの、それも束の間、1986年には国鉄全体の鉄道郵便・荷物輸送が廃止となったことから、しばらく幕張所属で房総の新聞輸送に従事、それが113系の先頭車の一部を新聞コーナーとするようになったことで、計4両が各地へ散り散りとなりました。そして最近は、長野以北がしな鉄に移管される中、長野車両センターと長野駅のあいだで辛うじてJR持ちの列車を走らせるという実績をつくるのも兼ねて、職員輸送列車100M/101Mとして、基本的に毎日1回、長野駅へ姿を現しているようです。もっとも、この手の列車の常として、突然予告なく運休をすることもあり得るでしょう。
というわけで、本当に来るか否か全く分からない中、「スカ色クモユニ大歓迎よぉ〜〜ん♪」という気分で待ち構えていたところ、うぉぉぉ〜っ!本当に来ました♪ 切妻+スカ色……惚れ惚れとします。(^^)
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