昨年から今年1月にかけて計3回訪れた富山地鉄・鉄道線のネタも一応締めくくりとします。そこでアップする隠し球は名物の凸型EL・デキ12021!
周知の通り、もともとこのELは黒四ダム建設にからむ貨物輸送のために用意されたものです。しかしその後貨物輸送が廃れるにつれ、除雪・保線資材輸送・稲荷町の入換・上市とのあいだでの新車&廃車輸送といった事業用に特化して久しくなっています。
というわけで、東急から部品取りとして持ってきたデハ8181と連結されているシーンといい (しかも今やデハ8181は稲荷町の上滝線寄りに移動してしまったようですので、工場入口線でこんな感じで連結されているシーンというのは未来永劫ないのかも……超貴重!)、上市送りを控えた10023Fが後ろに移っているシーンといい、まさにこのELが昨年の稲荷町の激動を見届けてきたという佳き記録であると言えましょう♪
それにしても、とりわけ戦前・戦時中に花開いた東芝凸型ELの系譜が余り長続きせず、このELが昭和33年に登場し、その後南海ED5201 (→三岐ED301) が昭和38年に登場したのが希有な事例となったわけですが (他にありましたっけ ^^;)、この優雅なボディを眺めるにつけ……もっと量産されて全国に散らばっていればどんな貨物シーンが各地で展開されていたのだろうかと思います。
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