地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

謹賀新年・銚子の構内入換珍編成

2008-01-01 22:23:59 | 地方民鉄 (銚子)


 皆様あけましておめでとうございます。当ブログは、シブく侘び寂びな鉄道車両シーンを求めて各地をさまよう三十路人間の妄想と酔狂のみで記事と画像をアップしている駄ブログではございますが、三日坊主のはずが4度目の新年を迎えるに至りました。これもひとえに、こんな内容でもコメントで励まして下さる方々のおかげと心得ております。今年も、あくまでマイペースで、個人的な思い入れを濃厚に盛り込んだ記事をアップして参りますので、宜しくお願い申し上げます m(_ _)m 
 さて、三島のスイッチャー「富士1・2号」が消えてしまった今年の初アップは、「一富士二鷹三茄子」とは全く関係ございませんで (^^;)、銚子電鉄・仲ノ町で見かけた超・珍入換シーンです! 銚電のマスコット・デキ3と、昨年秋に新たな装いとなった2両が連結された光景は、まさに七転び八起きの銚電を象徴するもので、目出度さ200%かと思いまして……(*^^*)。



 しかも、そもそも仲ノ町でのデキ3を従えた入換自体、そう滅多なことでは見られるものではないと思われる点で、目出度さがさらにいっそう強く感じられます。ふだんデキ3といえば、仲ノ町の奥の方に留置され、入場券を購入して撮影や記念写真に励むファンのためのマスコット的存在に終始していますので……。しかしこの日は、デハ1002の検査の総仕上げとして洗車をする必要が生じたことから、それまで一番奥の検査線をデハ1002に明け渡し (?) 洗車線に留置されていたデキ3を、デハ702ともども検査線に入れることになり、ついでにデハ1002も連結させることによって、奇跡の堂々3両編成が実現したという次第! 
 しかも、入換と撮影のタイミングもこの上ない偶然の産物でした。銚子に到着し、仲ノ町まで一駅分乗ったところ、デハ702・1002がパン上げで停車しており、「こ、これは……」と思い緊急下車! そして、速攻で入場券を購入した直後からこの入換が始まりましたので、自分自身の余りの強運ぶりに驚かずにはいられませんでした \(^O^)/ もっとも、この入換の直後にデハ702はパンタを畳んでしまいましたので、デハ702パン上げ単独停車シーンを撮りたい!という野望 (?) は呆気なく崩れ去ってしまいました。また、この日は終日暗い曇りでシャッタースピードを稼ぐことが出来ず、この入換で運を使い果たしてしまったことは否めません……(^^;)。
 それでもこのシーンは、新年も変化を続ける銚子電鉄でさらに何か面白いことが起こりそうだ……という勝手な期待を抱かずにはいられないものです (^^)。そして、他の路線でも今年、こんな感じの味わい深い光景に少しでも多く出会えると良いなぁ……と思っています。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (影森三輪)
2008-01-01 01:57:42
あけましておめでとうございます!
2008年も「おまけ鉄ブログ」並びに管理人であるおっとっとさまのますますの発展、心からお祈り申し上げます。
私も時々現れてはコメントしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

それにしても銚子電鉄のこの編成はすごいですね・・・
ぶっ飛びました!
おっとっとさまの強運ぶりにも仰天です。
今日は銚子電鉄が一番輝く日ですね。
銚子電鉄も含め、全国各地のローカル私鉄・路面電車・スイッチャー・そして旧型車両たちが輝いて、安全運転でがんばる一年になることを期待します!

それでは、また。
返信する
Unknown (おっとっと)
2008-01-01 20:20:47
>影森三輪さま
 あけましておめでとうございます、コメントどうもありがとうございます!
 新年にあたり当ブログにこれほどのお言葉、ありがたい限りです m(_ _)m ツボな話題がこざいましたら、その都度コメント頂けると幸いです〜。
 さて、銚子電鉄の新年輸送は今年も無事滞りなく終わったようですね。日の出前後の3連は釣掛オンリーだったそうで……日中も701+702だったということを知ってしまいますと「う〜行きたかった!」という気分ですが、今日はそれ以上に重要な車両で撮り初めをしておりましたので、まあ諦めております (笑)。
 それはさておき、この入換シーンはやはりブッ飛んで頂けましたか……。しかし強運と申しましても、数十年に一回咲く竹の花に遭遇するとその直後に竹林は枯れてしまう……というのと同じく、そのあとは余りにも暗い天気でブレブレ空振り続きでしたので、まあ複雑な気分です (^^;)。それでも、これが「桃電」では興冷めなわけでして、やはり滅多に有り得ない機会だったことは間違いないでしょう!
 何はともあれ、私も本当に、渋く年輪を重ねた小さなものたちにとって良き一年であることを祈るのみです……。
返信する
Unknown (もるもる)
2008-01-03 21:42:32
あけましておめでとうございます!

この銚子電鉄をはじめ、こういったローカル線ってなんか癒されますよね・・・(オイラだけかな?)
私も近いうちに銚子に行ってみたいと思います。

今年もいろいろな記事を楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。。。
返信する
Unknown (おっとっと)
2008-01-04 07:37:54
>もるもるさま
 あけましておめでとうございます、コメントどうもありがとうございます~。
 小さな車両がのんびりと走り、車庫でもその場限りのレアな光景が繰り広げられている銚子電鉄……そこに癒しを求める人は今でも多いと思います (いや、世の中がせわしく、鉄道車両も味気なさの道をまっしぐらに進んでいるからこそ、むしろ多くなっているのでしょう)。 
 むかしはこんな路線がもっとたくさんあったはずですが、今ではめっきり減ってしまいました。今年からは車両置き換えがスタートするようですから、お早めにどうぞ……。但し、午前中の総武線経由普通列車銚子行きはロングシートの211系ばかりですのでお気を付けて……(苦笑)。
 ともあれ当ブログはマイペースで、自分の趣味に沿った話題のみアップして行く偏ったブログですが、今年もお楽しみ頂ければ幸いです。m(_ _)m
返信する
Unknown (くらやみのまろ)
2008-01-07 02:21:27
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
…随分前からコメントを書きたかったのですが、ようやくの書き込みとなりました(汗)

掲載の写真は、なんとも素晴らしい編成ですね♪
新塗色になって日が浅い2両の編成でも注目に値しますが、それにデキ3が連結されているのですから驚きです。
デキ3は、1両でほつんと留置されている姿しか見たことが無いものですから、このような姿はかなり珍しいと思いますが、こうしてデハ702と連結された姿を見ると、長さだけでなく幅も小さいのですね(笑)
ところで、当方のブログにいただいたコメントに、『デハ702のパンは上がっていても正面からは撮れず』と書かれていましたが、その時は単に、停止位置が悪かったのかな?などと思っていたのですが、このような事情があったのですね(笑)


それと、先月(12/16)におっとっとさまからいただいたコメントについて、非常に今更ではありますが、少しだけ触れさせていただきます。
「生まれてくるのが遅かった!」というのは、当方の場合、あまりにも当てはまりすぎなのですが、おっとっとさまの経験された、80年代前半の旧型国電・旧型客車総崩壊というのは、当方の場合、高校生ぐらいになってから雑誌などで、過去の出来事として知りました(笑)
当方は1970年代後半生まれですが、幼少期は鉄道に縁がなかったので、鉄道を頻繁に利用するようになる時期には、すでに国鉄は消滅し、旧型客車も保存以外は全滅、旧型国電も区間運転でごく一部に残るのみという状況でした。

…昭和57年頃まで残っていた旧客による急行や、区間運転・単行ではない旧国というものに乗りたかったものですが、この手の欲はキリがないので、このあたりで打ち止めにします(汗)
しかし、長年抱えていたその無念さが、ごく近年になってから、琴電の旧型車などのおかげで、少し晴らされることになったのは、かなり意外なことでありました(笑)
返信する
Unknown (おっとっと)
2008-01-07 11:10:06
>くらやみのまろさま
 あけましておめでとうございます、コメントどうもありがとうございます!
 こちらこそ、釣掛式電車のツボな話題を期待しておりますので、宜しくお願い申し上げます m(_ _)m くらやみのまろさんの新年のご抱負には是非コメントしたかったのですが、時間の都合でまだお邪魔できず恐縮です (^^;)。
 さて、仲ノ町限定のスペシャル編成、お楽しみ頂き幸いです~。もっとも、デハ301の自走シーンを撮影されたくらやみのまろさんのご強運にはかないません!
 デハ702のパン上げシーンを正面からは撮れなかったことの真相は、まさにこれです (笑)。まあ、デハ1002との寄りパン連結シーンは、これはこれでレアなのでまあ良いのですが……(^^;
 デキ3の小ささはコメント頂いている通りで、まさにアント並み (爆)。昔はよくまあこれで有蓋車を牽引していたものだ……と思います。まあ、銚子=仲ノ町間でしたら余裕かも知れませんが (^^;

 それはさておき、本格的な趣味活動開始の早々に旧型国電・旧型客車の大崩壊を見届けるのもさることながら、うーん確かに、少々遅く生まれたばっかりに、大崩壊の最後のひとときすら体験されなかった無念というのは大きいかも知れませんね……。私の場合何のかの言って、幼稚園や小学低学年の頃、近場の南武・横浜・御殿場線で、ニス塗り三段窓の73系、そして横須賀線サロ45を改造したサハ78を体験できており、それが旧型趣味の原点のひとつになっていますので……。
 いっぽう、親の出身地が近場なため、旧客急行というものは全く体験できませんでした。
 まあともあれ、国鉄分割民営化の前後は、生まれた年が2~3年、あるいは数年違うだけで、全然趣味的なきっかけや原体験も変わっているのでしょう。そういう世代間の違いが余りにも露わに出るのも、鉄道趣味の宿命と奥深さなのかも知れません……。
 もっとも、国鉄旧型車の崩壊でぽっかり空いた心の穴を埋め合わせるためにのめりこんだのが私鉄釣掛式電車だという点では私も同様です (^_^ フツー異性だろう……というブーイングが聞こえてきそうですが、気にしない気にしない ^^;)。特に琴電と銚電は、東西で半鋼製釣掛式電車の最後の灯火を灯し続けている救いの星ということで、私ものめり込まざるを得ない……というわけです (笑)。
返信する

コメントを投稿