地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

銚子電鉄初夏2011 (上) 仲ノ町に集う1000形

2011-06-26 00:00:00 | 地方民鉄 (銚子)


 関東の最東端にて日々奮闘する銚子電鉄は、東日本大震災による津波や地盤液状化などの被害に遭遇した地域の近隣を走っているものの、幸いにして目立った被害はなく間もなく復旧し、一時の電力不足や観光客激減に伴う間引き運転を経て、現在は通常ダイヤ通りに運行されています。そんな銚子電鉄を私が前回訪れたのは、まだ釣掛が健在であった昨年3月。その後は多忙や別のスポットへの浮気により、結局旧型車の引退と2000系のデビューに伴う諸々の光景を見届けそびれただけでなく (まぁ、銚子電鉄といえばのんびり・まったりが基本であっただけに、人が殺到し過ぎる銚子電鉄というのも何だかなぁと思ったのも確かです ^^;)、結局未だ2000系の稼働シーンを訪ねていないという些か恥ずかしい状況となっておりました (汗)。
 いやその……2000系、とくにグリーン2001F目当てで訪れても、運用に入っているのはデハ1001桃電・2002Fイオン号といった広告ラッピング車のみだった……という展開では少々悲しいではありませんか。勿論、正面がちに撮れば良いというのは救いですし、2002Fの正面京王ヒゲ顔はこれはこれで撮りたいのも確かですが……(どっちだ? ^^;;)。あるいは、1000形単行のみ運用に入っているとしますと、2000系を初めて楽しんでみるという目論見が裏切られるわけで……。今春、黄金週間明けあたりまで1001は検査のためしばらく動かなかったとのことで、実は銚子訪問のチャンスであったのですが、それすらも逃してしまったという……(滝汗)。



 というわけで、撮影に有利な曇り日と平日休みが上手くかみ合うタイミングを狙って銚子電鉄を訪ね、出来れば2001Fを当てたい……と思っていた折も折、「父親参観日翌日の月曜日にもし平日休みが重なるのであれば電車でどこかへ連れてって~」と甥っ子がせがんだもので、そこで一気に銚子電鉄訪問が決定~! (先日の成田空港画像はその帰りということで……^^;) たとえ2001Fが仲ノ町で寝ているとしても、私が叔父馬鹿ぶりを発揮して甥っ子を特急「しおさい」で銚子に連れて行き、孤廻手形片手に仲ノ町や犬吠埼を引きずり回すということであれば、電車でどこかへ遠出したくて仕方がない甥っ子を満足させて叔父としての面目を保ち、将来に向けて恩を売ることも出来るというものです (笑)。
 そこでまずは東京7:35発の「しおさい1号」で出発~。朝方から日中にかけては113系の銚子行運用が完全になくなってしまった今や、銚子に行くのであればすっかりE255系の快適な乗り心地に身を委ねるようになってしまった私はただのオッサン (^^;)。もちろん、甥っ子は初めて乗るE255系に大喜び (笑)。特急にあるまじき鈍足ぶりで走る車内から、若々しい緑に包まれた谷戸の風景をのんびり眺め……約2時間後に定刻通り銚子に到着したところ、銚子電鉄ホームには2002F「イオン号」が停車していました。これで少なくとも2000系初乗車は果たせたことになりますが (勿論伊予鉄800系時代にも乗ったことはあります ^^;)、さらに一駅乗って仲ノ町に着いたところ……なな何と!1000形は2両とも入庫しているという奇跡的な光景が展開しているではありませんか!! \(@v@)/V(^O^)V いや~銚子電鉄には過去数回訪れていますが、1000形が全く走らない1日を経験するのは初めてです……。ということは……2001Fも運用中!!
 その具体的な模様=撮り鉄成果は改めてアップするとしまして、少々気になったのは「鉄子」デハ1002の状況。しばらく走っていない様子で、脇には脚立が立てられ何やらパテ埋め作業が続いているようです。車体に記された前回検査年月は一応平成22年4月となっており、全面的な塗り直しにはまだ時間的余裕がありそうですが、個人的にはもう初代『鉄子の旅』が幕を閉じて久しく、そろそろこの塗装も旬ではなくなりつつあるように思われますので、ここは是非ひとつ、東京メトロでレトロ風デザインを採用した11000系が登場するのと合わせ、デハ1002についても銀座線塗装を施して欲しいものです……(1002は丸の内線方南町支線用ゆえ、もしそれが実現するとしても正式には「復活」ではありませんが、1001の「桃電」は当分続きそうですので……妄想失礼 ^^;)。

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