銚子電鉄公式HPによりますと、2000系のデヴューは諸手続の関係で4月以降になるとのこと。銚子といえばデハ801が最もお気に入りな私としては、ちょこっと延命ということで嬉しいですね~。もっとも、しばらく検査入場していたデハ1002がじきに運用に復帰すれば、デハ801の出番は自ずとさよなら運転(HPの記述からしてどうやらやるようで……) まで激減することになるわけで、事実上の最後の活躍を静かに思う存分楽しむことが出来るのはもうそろそろ終了でしょうか。
というわけで、今月上旬に訪問した私も、デハ1002の入場という絶好の (?) 機会と曇り日が重なったことを活かし、さよならステッカーを貼付したデハ801の最後の勇姿を満喫したのでした……(*^^*)。
それにしても、元伊予鉄モハ106あらためデハ801が銚子に入線した当初、この手の半鋼製釣掛式電車はまだまだ各地の地方私鉄に残っており、当時の鉄道趣味界全体を見渡してもほとんど注目を集めていなかったように記憶しております(個人的には……伊予鉄の釣掛黄金時代末期を見てみたいと熱望しつつも、貧乏中学生の身には到底かなわず、高校時代も上田や名鉄揖斐線を優先させるあまり、銚子は行きたかったものの未訪問という大失態……。→何せ神奈川県から見て千葉の東端は果てしなく遠い世界のように思えますので ^^;;;)。しかし、デハ801は過酷な潮風に負けず、まさに20数年間走り続けることによって、全く無名の地味な役どころのはずが一躍超有名車両の仲間入りを果たしたのだなぁ……という感慨が湧いてきます。今や地方私鉄の主役の多くが大手私鉄の名車に変わりつつある中、そんな無名・無冠の星が今後どのくらい現れるのだろうか……と思うにつけ、さよならの際に改めてデハ801の奥深い魅力に気づかずにはいられません。
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