地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電1500形を台鉄藍色塗装に化かす

2013-06-12 00:00:00 | 超妄想ウソ車両画像


 台北出張鉄シリーズはまだまだ続きますが、ここらで少々閑話休題 (^^;
 周知の通り、台湾鉄路管理局と江ノ電は去る4月に観光連携協定を結び、期間限定で使用済みの江ノ電「のりおりくん」及び「平渓線一日周遊券」を相手方窓口に持参した客に対し、無料でこれらの切符をプレゼントしてしまうという、何とも太っ腹なキャンペーンを展開しているわけですが (但しキャンペーン期間に発行されたものに限る)、果たしてどの程度の客が実際に券面を交換するかはさておき、少なくとも駅頭 (及び江ノ電車内) で大々的にポスターを貼って宣伝している以上、観光面でのアピール効果は相当大きいことが予想されます。とりわけ江ノ電は関東一円はもとより全国から観光客がワンサカと押しかけるわけで、その車内でレトロムード炸裂する九分の街の夜景や雄大な十分瀑布の写真を見せつけられれば、誰もが「台湾に行きたいワ~ン♪」(爆) という気分になることは言うまでもないでしょう。そして言うまでもなく、台湾においても《鎌倉・江之島》といえば極めて良く知られた存在。「もし余りにも多くの一日乗車券交換客が殺到したら、それこそ商売あがったりではないか?」と、商売っ気のないドシロウトは思わず心配してしまいますが、江ノ島駅の待合室に展示されている協定の正文を見てみますと、収入はもっぱら二の次。沿線観光のさらなる振興によって日台両国人民の友好を促進するという偉大な目標があるのです!



 というわけで、先日の台北訪問にあたっては、さっそく試しに江ノ電「のりおりくん」を「平渓線周遊券」に交換して日帰り平渓線ツアーに出掛けたかったのはやまやまですが、そもそも協定発効から日本を出発するまでの間に「のりおりくん」を購入して江ノ電をウロウロするヒマがなかったという……(-_-;)。しかも、まとまった時間を確保して台鉄に浸ることが出来たのも、最終日となった日曜の午後2時まで。台北近郊住民の観光客がワンサカと押しかける休日の平渓線にて、人をかき分けとんぼ返りするというのもイキな話ではありません (そもそも台北駅で朝7時台の区間車・羅東行に乗ったところ、スネ夫8連が観光客満載で笑いました……汗)。
 そこで、何とか来年3月までに必ず台北を再訪することを期しつつ、ようやく当面の多忙が去った先日、平日休みを使って超~久しぶりに江ノ電を訪れたのですが (具体的な撮影成果はまた改めて……^^;)、脳内に未だ濃厚な「台湾分」が充満している中で江ノ電の電車を眺めていると、ある妄想がムラムラと……。そう、折角江ノ電には「嵐電号」がある以上、台鉄との連携協定を記念した「台鉄号」もあるべきではないか?!と (超爆)。
 いったん愚の骨頂も極まる脳内妄想物質がネットリ・ギトギトと流出を始めた以上、もうフォトショップ・エレメンツの画面を凝視しながらマウスをシコシコといじる指先は止まりません (^-^;)。所要約1時間半程度で、藍色普通車テイスト炸裂の妄想塗装が完成です♪ 一応、張り上げ屋根部分をグレーとし、かつての旧型DCに近い雰囲気としたバージョンと、素直に張り上げ屋根部分も藍色にしたバージョンの2通りとしてみましたが、さてどちらがお似合いでしょうか? あ、でも……今の平渓線らしくするのであれば、DR1000の警戒色+ステンレスにしなければならないですかねぇ……(滝汗)。というわけで、DR1000も出演させるべく、2枚目の画像ではキャンペーン・ポスターのイラストをハメ込んでみましたが、遠近に合わせてイラストを変形させるワザがよく分かりませんので、超駄作ということで悪しからず (「イメージ」ですよっと……爆汗)。
 何はともあれ、とんだお目汚し大変失礼致しました (→わざわざ新しい記事カテゴリまで作っておきながら、何じゃこりゃ……? なお、このカテゴリはコメントも可ですので、ツッコミ歓迎です ^o^;;)。妄想に終わらず、実際にやって頂けると非常にウレシイのですが……藍色は併用軌道等で目立たないからダメ? (汗)

最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MAKIKYU)
2013-06-12 14:29:05
こんにちは。

台湾となれば、嵐電(京都)の様に簡単に足を運べる所ではなく、実際に現地に馴染みのある人物も限られるかと思いますので、例のキャンペーンだけでも相当な異例と感じます。

姉妹鉄道として海外の鉄道と提携し、その塗装に仕立てた電車を走らせている箱根登山や富士急ですら、この手のキャンペーンは…という状況ですが、今後同種事案が増えてくるのかも気になる所です。

また台湾色を取り入れつつも、併用軌道対策の警戒色と言うのであれば、写真2枚目ヘッドマークの気動車と類似した塗装に仕立てるのも…と思いますが、ステンレス無塗装をどの様に再現するのかが課題ですね。

種車を1000形などではなく、500形にする事で問題解決と言うのも一つの方法かもしれませんが…
返信する
Unknown (おっとっと)
2013-06-12 14:52:50
>MAKIKYUさま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます。
 台湾は今や北海道や沖縄を訪問するのと同じくらい気軽に訪問出来るところであり (それほど飛行機がお嫌いであれば是非上海・福建・馬祖経由で訪問されては如何でしょう?)、観光やビジネスで現地に馴染みのある日本人も相当数いるかと存じますので (逆もまた然り)、そんな日台関係の成熟があってこその切符交換キャンペーンは、今や箱根登山や大井川の海外鉄道との姉妹関係を超えているような気がします。台鉄は既に釧路のC11を介してJRHとも交流関係を作っていますし、さらに他の路線についても同様の展開がありうるのではないかと思います。
 単純に現役車両のカラーリングを江ノ電で再現するとしたら、もちろんDR1000の警戒色の方が良いのかも知れませんが、鎌倉・藤沢界隈の風景にはこちらの藍色の方が似合うように思われます。現役の台鉄ローカル電車 (EMU400) と同様に、側面をグレー+青帯とする手もあるかも知れません。
返信する
Unknown (きえふにいさん)
2013-06-12 19:25:29
おっとっとさま、こんばんは!
いやー、これかっこいいですねー! 私自身に江の電にあまり思い入れがないからかもしれませんが、実現してほしいなあこれ。警戒色はうーん、まあそれもアリかな(笑)。あ、張り上げ屋根派です。西武401系でも張り上げ屋根の編成が好きでしたし、701系より801系派でした。

マークやイラストもうまくはめ込みができているように思えます。私はいまのフォトエレのバージョンを使っていませんでツール名が正確にはわかりませんが、フォトショでも自由変形ツールで遠近と角度を調整するほかないと思いますよ。今後も妄想作品も楽しみにしておりますー。
返信する
Unknown (おっとっと)
2013-06-12 20:26:14
>きえふにいさんさま
 こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
 をを……江ノ電への思い入れが薄い方でも思わずハマってしまうとの御評価はうれしいですね~。と申しますか、台鉄ヲタでなくても沿線に人が殺到し過ぎて大変なことになってしまいそうな気もしてきました (実現の見込みもないのに妄想だけが先行中 ^^;)。なるほど……西武ヲタは意外と張り上げ屋根の希少性に惚れてしまうものなのですね……。一応今回の妄想イラストでは、かつて平渓線を走っていた旧型DCに準拠して、張り上げではない方を本命としているのですが……(笑)。ちなみに個人的には、原則としては非張り上げ派ですが、旧国クモハ53007は例外です (爆)。総じて、ボロばかりの編成に、言わば「掃き溜めの鶴」と言わんばかりに連結されているノーシルヘッダー車や張り上げ屋根車にはグッと来ます (一体、ボロい方が良いのか、ボロくない方が良いのか……否、要するに珍車であれば何でも良いということで ^^;)。
 おっと脱線してしまいましたが、やはり自由変形ツールはフォトショでないといけませんかね~。普段は最低限のレタッチが出来れば良いですので、エレメンツで満足しているのですが……。フォトショなんぞをインストールしたら、イジリ方の研究で時間がかかりすぎてヤバいことになりそうです (汗)。
 というわけで、妄想画像はあくまで神出鬼没ということで……(^_^;)。○日後にお会いするのを楽しみにしております!
返信する
Unknown (三条イツキ)
2013-06-12 23:17:55
こんばんは!

おぉ、これは素晴らしい平渓號…というよりも「小叮ダン」號(笑)
台鉄カラーは、日式電車にも良く似合いますね~。
しれっと行き先を「大森台」にして、高架を走っても違和感無さそうです。

さらにバス窓の305編成がこの色を纏ったら、それこそビックリするほど似合うハズ!
なんて思ってしまいましたが、実際にそんなことをしたら多数の江ノ電ファンからは大激怒ブーイングの嵐しょうから、これまた脳内鉄道に留めておくということで(^-^;

P.S.”奇跡の並び”も拝見しました。
どちらも電化初期の希少車たち…こうして並ぶと、ほぼ同世代の両車は似ているようで、全然違う顔をしていたことがよく分かりますね。
返信する
Unknown (そこまで言って委員会)
2013-06-12 23:44:46
おっとっと様

こんばんわ。
この記事にびっくりしました!
本当に走っているのかとびっくりました。
妄想画像とはいえ、本当に実現しそうですから期待はできます。
前面の台鐵社紋は本当にGoodです。
都電阪堺であったような、車体塗装の国境を超えたコラボに期待をしたいです。
十分の街を江ノ電塗装のDRが走ったら、直ぐに航空券を購入し台湾へ飛び立ちたいところです。
その前に江ノ電に行き、のりおり君を購入しそのまま台湾へいきタイワンなんてしたいです(笑)

これからも記事を楽しみにしています。
返信する
Unknown (おっとっと)
2013-06-14 16:52:28
>三条イツキさま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
 確かに、小型車体に藍色塗装でしたら、かつての花東線用の小型車 (→C12に牽かせるために現役) みたいですね (笑)。まぁそもそも、台鉄車両のデザインというものは、とくに客車については1970年代後半に英国婆婆EMU100が出るまでは日本的センスそのものだったわけで (観光号→キョ光号客車も、凄まじく豪華なシートピッチによる大窓を除けば、日本の旧客の延長としか言い様がないでしょう♪)、そんな台鉄的センスを日本の車両に施しても似合わないわけがないと思っております。
 もっとも、305Fに塗ったら反乱続出でしょうね~(笑)。303・304Fが現役であれば、どれか1本に塗っても良かったと思いますが……。というわけで、305Fにこの色を塗って楽しみたければ模型でどうぞ!ということなのかも知れませんが、個人的には小粒で高価な宝石の如きモデモの305Fをバラして塗装変更するだけの度胸はないというチキンぶりであります (滝汗)。

 「大森台」は……(笑)。確かに千葉急行色になった京急1000も窓がデカいですね~。鉄コレで出ないかなぁ……と (会社が精算されてしまった今や、継承者である京成が首を縦に振るのかどうか。京成鉄コレも無いですし)。

 それはさておき、EMU300とEMU400はどちらも80年代後半~90年頃の作品でありながら、EMU300は緩やかに正面が傾斜しており、やや自強号としての優雅な威厳を帯びていることが分かります♪
返信する
Unknown (おっとっと)
2013-06-14 17:14:47
>そこまで言って委員会さま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
 この妄想画像がリアルそのものに見えたとは……過分のお言葉恐れ入ります (^^;)。前面の台鉄社紋は、かなり気合いを入れました (笑)。
 それにしても、都電阪堺といい、江ノ電嵐電といい、はたまた大井川と富山における京阪色や、富士急と一畑における京王色、そして銚子における京王・営団色などなど……提携関係や車両譲渡関係による塗装のコラボは本当にヲタとして喜ばしいところですよね……(こう書いていて、全然撮っておらず、撮りに行くヒマもなかなかないことに慄然。汗)。そこで、台鉄と江ノ電、あるいはインドネシアと国内各社のコラボなどがあれば、さぞかし血湧き肉躍る興奮が……と思うのですが、とりわけ江ノ電と台鉄の場合には連携協定もある以上、かつてなくその機は熟しているように思われます。
 もっとも、もし本当にDR1000が江ノ電色になったら、十分の街は日本人鉄ヲタがあふれるという異常事態に……(笑)。まぁそんな妄想が正夢になることを願いつつ、引き続き連携の成り行きを見守って行きたいものです。
返信する
Unknown (Cedar)
2013-06-16 10:43:15
はじめまして、イヌゲージ鉄犬さんのサイト経由で参りました。江ノ電と平渓線の提携にはびっくりしていたら更に懐かしい台鉄DC色の江ノ電に感激しました。ちなみに私は張上げ部グレー派の爺です。
映画『恋々風塵』に嵌って仕事で訪台のたびに出掛けた平渓線、加東線の旧光華号DCにも乗りました。
返信する
Unknown (おっとっと)
2013-06-16 20:59:06
>Cedarさま
 こんばんは、こちらこそはじめまして、コメントどうもありがとうございます!
 『イヌゲージ鉄犬』様とのリンクを通じて、さらに多彩な年齢層の方々や模型鉄の方々にご覧頂いているようで、有り難いやら身の引き締まるやら……という感じでございます (汗)。
 さて今回の画像は、いくら感動されてもあくまでウソ電ということで大変恐れ入ります (笑)。今回の提携はとりわけ「十分老街と腰越商店街の雰囲気が似ている」ということで話が進んだようですので、十分老街に藍色DCが似合う以上、腰越商店街にも台鉄風藍色電車が似合うのは当然……! というわけで、この記事を江ノ電関係者の方がもしご覧になっているとすれば、是非パクッて頂きたいものですし、ファンとしても一層待望したいものですよね……。
 とりわけ、候孝賢監督の映画『恋恋風塵』をご覧になっているのでしたら、張り上げ部グレーに一票というお気持ちは分かります。私もむかし中国語を勉強していた頃に、中国語圏映画祭の類でこの映画を見ましたが……不器用な青春の恋の甘酸っぱさとほろ苦さが、台鉄の藍色ボロ車両陣とともに淡々と再現され、最後は「兵変 (兵役中に彼女に新彼氏が出来て逃げられること)」が起こり、ヤローの涙を誘わずにはいられないという展開は絶品ものかと存じます。台湾人自身も、ド派手な看板があふれる世界に暮らしながら、そんなしみじみとした「もののあはれ」の世界に暮らしていることは、台湾を訪れれば一目瞭然ですし、そんな台湾人の趣味が今日のローカル線・田舎町観光ブームに現れているのだろうと思う次第です。(土曜休日はもう十分には行きたくないですが……汗) 
 花東線の旧光華号DC改造客車は、十数年前に台湾を一周した際に私も台東駅で通常の営業運転を目撃しましたが、当時は非鉄ゆえ見るだけだったのが悔やまれます……。今やSL保存運転に動員されても、これまた凄い人出ですから……。
返信する

コメントを投稿