地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

岩手乗物縦断 (13) 岩手県北バス沼宮内線

2020-03-24 21:50:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 IGRいわて銀河鉄道は発足以来、盛岡=滝沢=好摩=いわて沼宮内間の列車をなるべく手厚くすることによって、盛岡都市圏北部の旅客需要を取り込み、滝沢〜沼宮内間の田園地帯に住む客にもサービスに努めています。その一端は、たとえば活発な駅の改装、そして利用客の動向に合わせてなるべく窓口を営業することなどに表れています (その結果、何と小繋・斗米・目時駅を除いた全駅に硬券入場券があり、券売機のない駅では常備硬券発売!)。
 しかし、如何せん東北本線を継承しているだけに、盛岡近郊を除けば新駅を設置して沿線客を何としてでも取り込むというほどではなく、駅間が非常に (?) 開いている方が常です。そこで、鉄道駅まで遠く離れた所に住む奥州街道沿線住民のために、岩手県北バスの盛岡=沼宮内線が走っています。



 この路線、盛岡バスセンターから、沼宮内市街の北端にある沼宮内営業所まで、概ね1、2時間間隔で運行されており、予め時刻を調べておきさえすれば、そこそこ便利です。そして、奥州街道を歩いた初日の夕方、下渋民から盛岡駅前まで利用してみたところ、盛岡市街においては基本的に急行運転ですので(滝沢駅にほど近い盛岡大学から北においては全てのバス停で客扱い)、下道を走る結構な距離の路線の割には、そこそこ速く感じられます。
 車種ですが……岩手県北バスも岩手県交通と同様にボロバスで来ないものかと期待していたものの、この盛岡=沼宮内線は見た限り、必ずキレイなエルガで来ますので少々ガッカリ ^^;)。もっとも、今や古いエルガが大量に地方のバス会社に流入する時代ですので、これもまた時代の流れというものでしょうか。
 ちなみに1枚目は、南から奥州街道を歩いて岩手川口の街に入るところ、2枚目は、岩手川口の街を抜けて姫神山を振り返ったところで撮っています。岩手川口は静かな宿場町の面影を残し好印象でしたが、IGR新駅舎の外観がなかなか奇抜で度肝を抜かれました (中は非常に快適で、これまたびっくり仰天)。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿