副都心線を介した東急と西武の結合を象徴する存在として、東横線には土日のみ40000系のS-Trainが乗り入れていますが、西武沿線民が気軽に横浜散歩に来るにはそれなりに便利な列車であると思える反面、横浜から秩父・飯能までこれに乗ってハイキングに行きたいかと問われれば、正直ビミョーなものがあります。座り心地にも車窓展望にも自ずと限界があるだけでなく、東急・メトロ・西武でそれぞれ特別料金を払わされるこの列車に乗るよりは、まずは湘南新宿で池袋に出てからレッドアローやLa Viewに乗れば良くないか……と思います。
小田急江ノ島賎民としては、そもそも乗る必要がありませんので、実際の乗車率は知る由もありませんが、とにかくも、東横線内を走るS-Trainは、どう考えてもLa Viewにした方が良い……。これはあくまで、有楽町線沿線との出退勤移動をラクに済ませたい西武沿線ビジネスパーソンのための列車でしょう。
というわけで、西武40000系のロングシート車が今後恒常的に東横線に乗り入れて来ると思われる反面、S-Trainとしての乗り入れは何時までも続くわけではないと勝手に思っているのですが、そう思ったら思ったで、今のうちに撮るものは撮っておかなければなりません (笑)。いや別にその……西武40000系は別に好きな車両でも何でもありませんが(正面デザインがウリナラのトングリっぽいですし、カラーリングも個人的なセンスにはフィットしません)、La Viewは正面に単に種別と愛称を表示するだけで、「西武秩父」とは表示しませんので、横浜界隈を西武秩父行きという(ある意味奇想天外な)列車が走るという事実を確実に記録にとどめるのであれば、S-Trainが走っているうちが華であろうと考えたまでのことです。
そんなこんなで待ち構えることしばし。Y500系の露払いののち姿を現した40000系は……えぇぇぇ……何なんすか?!この萎えるデザインのHMは……(苦笑)。また、新しい車両のクセして、フォーカルプレーンシャッターのカメラで撮ると切れ切れになるショボい (?) LEDを使っているため、折角の「S」表示と「西武秩父」表示が……(トホホ)。まぁ、辛うじて「S」「西武秩父」と読み取れますから、これだけでも御の字としか言いようがないのかも知れません。
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