主力として活躍するメトロ窓エアロミディ。
公道からでもなかなか濃いぃ光景を楽しめます。
エルガミオはさておき、両端が素晴らしい!
沢辺の南西にて、一ノ関駅から築館へ向かうエアロミディ。
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奥州街道を歩いて、栗原市の中心地である築館に着きますと、市役所の左にある鍵の手の坂を登って下ったのち、今や寂れた商店街にある築館町バス停に着きます。その前に、ちょこっと市役所から右に入り、かつての仙北鉄道・築館線の終点にあたる築館駅の跡地と、その一部を流用しているミヤコーバス(宮城交通の地域子会社をミヤコーバスに統合)の築館営業所を訪れてみました。
仙北交通築館線がキティ台風による路盤流失で廃止されて以来、既に約70年の時が過ぎ去り、ここに終着駅があったことを偲ばせるものは立派な農業倉庫くらいしかありませんが(↓の画像)、バス営業所の結構広々とした敷地を眺めるにつけ、往時はさぞかし瀬峰で国鉄の貨車に積み替えられる貨物も含めて賑わったのだろう……という感慨に浸らずにはいられません。時を隔てて、いまは築館から数㎞東にくりこま高原駅が出来、事実上栗原市を代表する駅になっているわけですが、時刻表の地図において栗原市を代表するのは未だに築館町バス停になっているのは興味深いところです。
そんな築館駅跡地に佇むミヤコーバスの車両は、良く言えば平成の路線バス車両史を凝縮したような多士済々揃い、悪く言えばボロの巣窟……(*^^*)。日常的には栗原市民バスの広域路線である古川線(築館〜古川駅)、一関線(栗駒〜一ノ関駅)、築館・一関線(築館〜沢辺〜金成〜一ノ関駅)、そして市内連携路線の尾松沢辺線(栗駒〜金成支所[沢辺駅すぐそば])を担当しているほか、栗駒山の登山シーズン週末にはくりこま高原駅発着の臨時バスを運行しています。路線数と運行回数の少なさの割には、やけに多くのバスが昼寝をしていたのは、休日であることに加えて、栗駒山臨時バスのオフシーズンであったためかも知れません。
とまぁこんな感じで、個人的には築館という街にて平成最後の乗物撮影活動を終えたのでした。これもまた変わった趣向ということで、結構心に残っています。
こんな風景から往時の鉄道の繁華を偲ぶのもまた、廃線跡系・懐古系鉄活動の侘び寂び的な味わいなのでしょう……。
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