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北京北駅シリーズはまだ続くのですが、ちょっと横道にそれまして、北京で今もなお活躍するトロリーバスの画像をアップしてみたいと思います。
トロリーバスはもちろん鉄道・軌道ではありませんが、確か日本にも昔あったトロリーバスが軌道法に準拠していたように (間違っていたらスミマセン ^^; 唯一現存する立山黒部ルートのトロリーバスはどうでしたっけ?)、電線から電気を取って道路を走るという点で、一般のバスよりも路面電車と割と近い存在です。特に、北京のトロリーバスも昔は路面電車だったものをそのまま架線だけ流用して営業しています。
そして、何とも感動的なことに、上海のトロリーバスが既に味気ない新型車体になってしまったのとは違って、ここ北京のトロリーバスはまだ辛うじて80年代~90年代前半の社会主義チックなボロバスが健在! 久しぶりに北京を訪れた私は、昔親しんだボロバスが最近のバブリーな経済発展のあおりですっかり引退してしまったと思っていましたので、いや~感動しました (^^)。特に、泊まっていたホテルの目の前の折り返し場で、上段の細い窓が外側に開く最旧型モデル (↑の画像。しかも広告なし!) を発見したときは、もう興奮して手ブレしまくりでした (^^;)。
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そして、こちらの画像はやや新しく、記憶では90年代中頃に新型車として登場していた、蛇腹式連接車の最後のモデルのようです (90年代末頃からの新車は連接構造をやめてしまいました)。上の画像ともども、「本車已消毒」という掲示が最近のSARS禍を今に伝えているようで生々しいものがあります……。「三八紅旗号」というHMを掲げていますが、この「三八」とは3月8日=中国の婦女節のことでして、要するに「模範的な女性運転士・女性車掌が乗務しております」という程度の意味です。
というわけで、北京のボロいトロリーバスは今日も「モヨヨヨ~ン」というモーター音を奏でながら奮闘しておりますが、どうも先行きが余り明るくなさそうなのも否めません。何故なら、かつての路面電車の路線を引き継いでいる関係で、北京の旧城壁内+α程度の路線網の広がりしかなく、近年郊外に向かって爆発的に拡大する市街地をカバーするバス、そして猛烈な勢いで建設が進む地下鉄網と比べると、システムとしての拡張性は明らかに限界があるからです。しかも、追い越しが出来ない関係で、しばしばトロリーバスだけ数珠つなぎ、バスが追い越しまくり……という光景も見られます (特に、トロリーバスのポールが外れて修復に手間取るときなど ^^;)。 それでも、明らかに燃費が悪そうで激しい大気汚染の原因となっている中国製のタクシーや自家用車に比べれば清潔度は極めて高いので、これからも頑張って欲しいものです……。
ちなみに、最近中国では鉄道趣味が急速に認知されつつあるようなのですが、トロリーバスを撮るヤツはほとんどいないようで、折り返し場で激写していたところ、管理員のオッサンが「お前何やっとんじゃ~」とやって来ました。余程アヤシかったのでしょうか (^^;)。勿論、日本から旅行に来た「電車迷」だと言ったら「ほ~そうかい」で無罪放免になりましたとさ (笑)。
そういえばそちらはこの写真のバスには乗車されたのでしょうか?こちらが昨年北京へ行った時には、連接式のトロリーバスを北京南駅で見かけていますが、乗車したのは普通のトロリーバスのみです。
あと管理員がやって来たとの事ですが、バスの撮影に関しては、中国は割合大らかな気がします。こちらも各地の街中でトロリーに限らずバスを色々撮影(コンパクトカメラですが…)していても咎められる事はなく、むしろ奇妙な顔をしながらも、こちらに気付いて挨拶してくれる運転士氏も結構いましたので…
それに比べるとハングルの某国は凄いです。(南の方)道端からバスを撮影していると、かなりの確率(30~50%位?)でクラクションを鳴らし、前ドアを開けて怒鳴り込まれます。(しかも手招きあり)バスの運転の荒さも中国以上の気がしますし、これは気質の違いでしょうか?
こんばんは、コメントどうもありがとうございます~!
昨晩は飲み会で午前零時帰宅でしたので、レスが遅れまして恐
れ入ります (^^;
北京のトロリーバス、昔は連接車しか走っていませんでした
が、今では路線によってだいぶ新しい非連接車が増えてしまった
ようです……。ただ、↑を撮影した白石橋を起終点とする路線は
まだ辛うじて連接車率が高いような気がします。昨年9月は西直
門~白石橋という超短距離を乗ったのみです (^^;)。
撮影の難易度について、基本的に中国での撮影は鉄もバスも楽
勝ですね~。最初に文句を言ってくる人も、とりあえず見慣れな
いヤツには警戒するという程度で、「中国の鉄orバスが大好
き!」と言えば面子をくすぐられてあっさりオーケーというパ
ターンばかりです。ごくたまにひとこと「不行」という人もいま
すが、単に虫の居所が悪いだけのようですので……その場は退散
して少々離れたところでカメラを構え直します (苦笑)。
これに対して、私も「ろ・ぶげん大統領」の国は苦手です。2
年前に初めて行ったのですが、何だかピリピリと張りつめた雰囲
気がどこに行っても感じられ……。最近中国語名が首爾になった
某都市でも、「鉄」をすることが出来た僅かな時間を使って最大
駅の一つ南にあるN駅にてさっそく長距離列車を撮ろうとしたと
ころ、すぐそばにいた駅員でも警官でも何でもないオヤジに猛烈
な剣幕でどやされましたので……それ以来トラウマになっていま
す (-_-;:)。
この「ろ・ぶげん大統領国」については、最近国鉄の鉄道公社
化に伴って増殖中の「テーグク・カラー」のセンスも全然好きで
はないので、積極的に撮り鉄するために訪れたいなぁという気が
起こらないでいます。あ、一応国鉄線の旧塗装車と地下鉄2号線
の抵抗制御車は撮っておきたいのですが……(^^;)。仕事を通じた
知り合いは多いので、お付き合い程度に訪れたついでにちょっと
だけ撮る、というところでしょうか。
ところでそちらも2年程前にハングルの国(レッドデビルの沢山居る所)に初めて行かれたとの事ですが、色々あった様ですね。こちらは鉄道ではあまり変な思いをした事がなく、飛び入りでも手軽に乗車を楽しめ、乗務員の方々には随分親切に対応して頂くなど、むしろ良いイメージを持っていますが、バスは強烈過ぎる感じです。
まあバスはお世辞にも良いとは言えない部分もありますが、ちょっと海を越えただけであのギャップはある意味面白く、こちらのブログでも近々取り上げようかと思っています。
(中国はまだ暫く先になりそうで、また日本国内のネタしか受け付けない友人も居るので、断続的に公開といった感じになるかと思います)
こんばんは、引き続きコメントどうもありがとうございま
す~。
何はともあれどうも私はその国にはトラウマを持っているの
で、まずは鉄活動においては何事もうまく行かれたようでうらや
ましいです、というコメントでおしまいにさせて下さい。
防音措置がまるでなっていない「おフランス・テージェー
ベー」も、余り悪い印象を持ちすぎないように……ということで
特室を選んで乗ったほどですから (^^;
それはさておき、ブログとかHPというものは所詮それぞれの
管理人によるゲリラ的自由放送のようなものですから、ご友人に
遠慮せずお好みの厳選テーマをどんどん流すのが一番内容の充実
や個性化につながるのではないか、と思っています。
まあ、それを私なりにつきつめたら、こんな濃すぎる内容ばか
りの怪しいブログになってしまうわけですが……(^^;