地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急田都8500系の楽園は何時まで?

2013-09-10 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 2020年の夏季五輪が東京に来るのは誠に目出度い一方、これからその準備のためにいろいろなものが大きく変わって行くことを思うにつけ、見果てぬ将来の東京と日本の姿に武者震いに似た緊張感を禁じ得ない方は少なくないのではないでしょうか。とりわけ、交通インフラについてはいくつかの懸案が大きく動き出すのかも知れません。パッと思いつくのは、どーしよーもなくボロい首都高の全面改造(ついでに日本橋付近地下化)でしょうが、鉄道面でも都営浅草線の全面改良とか、東急の蒲蒲新線(矢口渡~大鳥居)とか、メトロ半蔵門線の住吉~豊洲支線とか……。
 しかしその一方で、安倍首相の招致成功記者会見を聞くにつけ、原発依存度断固低下→官民を挙げたさらなる省エネの推進という方針からして(自社系列誌で原発推進を強く掲げたJRCはどうするのでしょう……?)、首都圏電車の完全VVVF化推進が国策として大々的に推進されるのは間違いないのだろう……と思う次第です。否、すでに震災以来、たとえば205系の猛烈な廃車ラッシュや西武新宿線の間引きダイヤにも象徴される通り、それぞれの鉄道各社は可能な範囲で節電に余念がないと思われ、その背後には国交省の指導などもあるのでしょうが、その流れがいよいよ強力になる可能性が大きく、2020年の首都圏主要路線はJRも私鉄もVVVF車のみとなっているとしてもおかしくないでしょう。



 というわけで、鶴丸航空の債務問題の余波で生きながらえた感のある東急田園都市線8500系も、間違いなく今後あと数年以内に激減すること間違いなしでしょうか。まぁ、既に副都心線がらみの東横線車両陣へのテコ入れも終わった今や、次は田都の車両置き換え再開となることは明らかで、恐らくサスティナのお試し期間の成績評価→量産化決断を待って、怒濤のようにサスティナが田都に配置されるものと予想していますが(ハズれたら失礼 ^^;)、そのペースは東京五輪に伴う国際公約履行によって早まるのか、それとも当初から2020年までに田都のVVVF化達成が計画されており五輪云々とは関係ないのか、という点に注目が集まるのでしょうか。
 うーむ、田都8500天国が奇跡的に継続しているおかげで、日々8500系の神々しい走行音に酔いしれている私ですが (*^O^*)、そんな日常にも何となく先が見えつつあることを前提に、今後一層心して走行音を鑑賞しなければ、と思っております。走行シーン撮影につきましては、すでにそれなりに散々撮っていますので全く焦っておりませんが、今後もなるべく意識して撮影に励みたいものです。
 それにしても、8500系のうち8631F以後のオール軽量鋼体編成につきましては、以前どこかで「廃車対象ではなく今後も長く使って行く」という方針を目にしたものですが、東急の車両使用方針は割とコロコロ変わり、出たとこ勝負の感があることからして、方針が一転して「なるべく早めに廃車」「あっとオドロキのVVVF化」ということになるのかならないのか……一介のヲタとしてドキドキしながら見守ることにしたいと思います (汗)。

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