地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鶴見線をのんびり走る103系 (04年)

2018-08-11 11:06:00 | 国鉄型車両


 八高線であっという間に進んだ205系淘汰の動きが、今後相模線や鶴見線・南武支線といった都会のローカル線に及ぶのかどうか定かではありませんが、ふと思い出してみれば、鶴見線に205系が投入されたのは13〜14年前の話ですから、いつの間にかそれなりの年数が過ぎてしまっており、今後置き換えがあり得ることが分かります。とはいえ、4連の相模線はさておき、鶴見線と南武支線はクモハが必要です。E231の先頭車をわざわざ電装したり、中間電動車に顔を取り付けたりする改造をすることになると想像しても、あのヤワな車体がそのような改造に耐えうるのかどうかもドシロートには良く分からず、「いっそのこと烏山線のようなEV-E301にすれば?」と思ってしまうのでありました。



 しかし、どのような車両が今後入るにせよ、戸袋窓+田の字窓がズラリと並び、ドアが「ズシャッ!」と閉まって「ツシューッ!」と音が抜け、MT55サウンドが重厚に響き渡り始める……あの慕わしい103系が鶴見線をチンタラと走っていた時代は遠くに過ぎ去ったことを感じます。極論を申し上げますと、鶴見線の利用者は朝夕の通勤客、鶴見小野界隈の買い物客、そして物好きな乗り鉄に限られるわけですから (^^;)、いつまでも103系であっても全く問題ないのでは……と。
 というわけで、平成最後の夏にそんな鶴見線103系の時代をつらつらと思い出しつつ、約14年前の置き換え開始期に撮影した画像を蔵出ししてみます。まだこのブログが始まる前、まだヲタが殺到しないうちに撮っておこう……と思い立って訪れたものですので、撮りっぱなしでずっとHDの中で眠っていたものですが、ふと思い出して漁ってみると本当に懐かしさのみがこみ上げて来ますね……。

中央線を快走するオレンジ201系 (07年)

2018-08-10 14:28:00 | 国鉄型車両


 まだまだ新しいと思っていた205系すら急速に過去帳入りしつつある今日この頃ですが、同じくかつては「まだまだ新しい」と思っていた電機子チョッパの201系が中央線から撤退したのは早くも約10年前の話。したがって、車齢や車両更新サイクルからして、205系が首都圏から消えて行くのは仕方がないことでしょうか。というわけで、未アップだった中央線201系画像を貼っておきます。



 それにしても、天気が悪い日に撮った画像を何とか見映えがするようにレタッチするのは大変です。当時は「201系は音はナイスだけど正面が余り好きでない」とブツブツ言い、結局他の用事のついででしか撮らなかったため、結局このよう暗いカットしかないですが、今思えば反省することしきりです。ベンチレータが載った田の字窓ボディ……最高ではないですか。
 そして、恐らく話がつながらなかったために、膨大な数の201系がジャカルタに行かなかったことこそ口惜しけれ。もし仮に、中央線201系も海を渡っていれば、白地に赤黄帯のKCJ→KCI色を纏っていたかも知れず、さらにその前には東海色や青濃淡色などを纏っていた可能性もあるわけで……。どなたか妄想でKCI色の201系N模型などお作りになりませんか? (^^;

いつの間に消え去った八高線205系

2018-08-09 11:11:00 | 国鉄型車両


 205系ネタをもうお一つ。これまで長年にわたり205系と209系のドアボタン装備車が君臨していた八高・川越線には、今年に入って以来総武線から209・E231系の幅広ボディ車が流入しており、たまに八王子で見かける度に「あれ、今日も幅広か……」と当惑することが増えていたものですが、去る7月下旬、205系3000番台の最後の2本が長野送りとなり、完全に消滅したとか……。何かの用事のついでに八高線で205系を撮ろうと思っても、そういうときに来るのは209系ということで、こんな後追いカットのみでしかお別れを告げることが出来ないのは残念なことであります。



 まぁ、八高線の205系につきましては、これまで何度も小宮以北でのシビレるような走りを堪能させてもらいましたので、そんな記憶を脳内で再生させつつ、手許の鉄コレを愛でることに致しましょうか。「北八王子をはじめとした乗客爆増に対応するため6連化された」という妄想設定を机上で実現するため、鉄コレは2編成分ゲットしているのです (笑)。
 いっぽう、ネットをチラチラと覗き見しておりますと、長野送りになった車両の一部には、「譲渡対象車のため部品取り禁止」云々を記した紙が貼られたとな? ジャカルタ譲渡でしたら何も手を加えずに新潟に行くはずですので、これは国内民鉄ということで間違いないでしょう。既に205系の購入実績があるという点、そして中型車2連では輸送力的にヤバくなったという点で、富士急あたりが最も無難な譲渡先として想定できますが、さて真相は如何に……?

富士急大月ちょい撮り (1) 田の字窓6000

2018-08-08 10:46:00 | 地方民鉄 (甲信)


 先日ちょっとした野暮用で山梨県を訪れたのですが、久しぶりの18きっぷ利用だったこともあり、途中大月で少々富士急に寄り道してみました。ごく短時間ではありますが、もし個人的にお気に入りの車両が来ればサイコーだな……と思いまして。すると果たせるかな、205系田の字窓車の6001編成がやって来ました☆ ミトーカだからヤダな……と当初は思った富士急6000系ではありますが、ミトーカの最たるものと言うべき正面の「CT」ロゴがHMで隠れていれば、特に文句はございません (笑)。



 しかし……ミトーカ臭が隠れているとしても、今度はHMの中の顔が気になる……。人の顔がHMになるという話はあまり目にしませんし、キャッピキャピのギャル (死語?) であればさておき、この尾根遺産、決してもう若いとは言えないのではないかという気も……。富士急ハイランドか河口湖あたりで開催される何かのイベントとのタイアップであることは何となく分かるのですが、う〜む謎だ……。しかも、撮っているうちに駅の方からワラワラと如何にもヲタな人々が集まり、このHMを必死に撮っている……。
 そこでググってみたところ、この御方は歌も歌えるアニメ声優さんということで、富士急もタイアップして御本人が車内アナウンスをする臨電を運行し、ヲタ輸送に一役買ったのだとか。そりゃ〜熱烈なヲタなら乗りたいでしょうな。
 しかし個人的には、別のHM姿で6001編成を撮りたかったというのが正直なところです (笑)。

武蔵野線205系を今のうちに撮る

2018-08-04 23:15:00 | 国鉄型車両


 日々都内を移動するにつけ、山手線のE235系化の動きはいよいよ急を告げているように思われますが、それに伴う転配も相次ぎ、最近ついに川越・八高線から205系が消えたとか……。この結果、都内から割と近場で205系を楽しめる場所として、武蔵野線スジが最大の牙城、そして鶴見線と南武支線が当面の安定ポストということになりましょう。しかし言うまでもなく、武蔵野線は総武線各駅停車で余った209系500番台やE231の転配先でもあり、いま割と頻繁に205系が来る状態自体が間もなく過去のものとなって行くことでしょう。



 というわけで、そうなるのを見越して、約2ヶ月前に武蔵野線のラッシュアワーに合わせて205系を撮影してみました。たまに「走るんです」が混ざっても、すぐ数分後には205系が来ますので、とくにフラストレーションもなく撮影を重ねたものですが、そろそろ「昼間に2本続けて205で来なかった・・・」と嘆く機会も増えることでしょう。
 それにしても最近は、205系ですら「本当にボディが古いな・・・」と一瞬思ってしまうものですが、これもまた「走るんです」やAトレに飼い慣らされた哀しい首都圏ヲタだからこそでしょう。幸いなことは、部品取りの運命にならない限り、これら武蔵野線編成が全て「ジャカルタ」幕を出して新潟に送られ、海を越えることでしょうか。