八高線であっという間に進んだ205系淘汰の動きが、今後相模線や鶴見線・南武支線といった都会のローカル線に及ぶのかどうか定かではありませんが、ふと思い出してみれば、鶴見線に205系が投入されたのは13〜14年前の話ですから、いつの間にかそれなりの年数が過ぎてしまっており、今後置き換えがあり得ることが分かります。とはいえ、4連の相模線はさておき、鶴見線と南武支線はクモハが必要です。E231の先頭車をわざわざ電装したり、中間電動車に顔を取り付けたりする改造をすることになると想像しても、あのヤワな車体がそのような改造に耐えうるのかどうかもドシロートには良く分からず、「いっそのこと烏山線のようなEV-E301にすれば?」と思ってしまうのでありました。
しかし、どのような車両が今後入るにせよ、戸袋窓+田の字窓がズラリと並び、ドアが「ズシャッ!」と閉まって「ツシューッ!」と音が抜け、MT55サウンドが重厚に響き渡り始める……あの慕わしい103系が鶴見線をチンタラと走っていた時代は遠くに過ぎ去ったことを感じます。極論を申し上げますと、鶴見線の利用者は朝夕の通勤客、鶴見小野界隈の買い物客、そして物好きな乗り鉄に限られるわけですから (^^;)、いつまでも103系であっても全く問題ないのでは……と。
というわけで、平成最後の夏にそんな鶴見線103系の時代をつらつらと思い出しつつ、約14年前の置き換え開始期に撮影した画像を蔵出ししてみます。まだこのブログが始まる前、まだヲタが殺到しないうちに撮っておこう……と思い立って訪れたものですので、撮りっぱなしでずっとHDの中で眠っていたものですが、ふと思い出して漁ってみると本当に懐かしさのみがこみ上げて来ますね……。