【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

風はきまぐれ参院選、壮年女性ら怒り「18歳パパ活の岸田派のホープやめさせろ」に「衆議院議長もやめさせろ!」

2022年06月18日 23時30分57秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]泉健太代表、きょう2022年6月18日、東京北区で、宮崎信行撮影。

不潔な自民党男性議員たちに女性ら怒り「岸田さん18歳パパ活岸田派ホープ辞めさせろ」→「衆議院議長も!」20220618 宮崎信行撮影

 さきほどの速報版の続き。第26回参議院議員通常選挙の全国比例(改選定数50)に立候補する予定の青木愛参議院議員。立憲民主党20候補の一番右に名前が記載されることになりました。

 きょう令和4年2022年6月18日は、当選の経験がある、東京・北区の十条銀座商店街に、泉健太代表の応援を受けました。政党党首が全国比例代表候補を個別に応援するのは異例で、青木さんの後ろ盾である小沢一郎衆議院議員への配慮もあると考えられます。

 演説で泉さんは、「そして、おかしな政治を変えなきゃいけません。いまだにあの、18歳の女性におかしなことをした議員はやめてませんからね。岸田派のホープ。やめてませんよ。これを辞めさせるのは岸田総理の責任じゃないでしょうか」と語りました。

 ここで、聴衆の壮年女性から「衆議院議長も!」の合いの手が入り、泉さんはとっさに「ねえ。衆議院議長だっておかしなことばかり言っている」と応じました。

 参院選は風に左右されます。

 週刊文春の報道で、「岸田派のホープ」と一部で呼ばれた、吉川赴衆議院議員=自民党離党=の「18歳パパ活」が報じられました。都内有名私立大学の18歳女子学生とアプリで知り合い、4万円。吉川さんが「おれ、18歳に興味あるんだ」と発言した内容や、お酒を進めて飲酒する違法行為が取材で確認され、吉川さんも否定していません。その後、ホテルで1時間半一緒に。女性は、上げ底のロングブーツに腿の真ん中のミニスカートという特徴的ないで立ちだったため、知人に身ばれしやすいのではないかと、私は懸念していました。雑誌記事は人権に配慮してぼかしましたが、売春防止法に抵触する行為があったようです。

 細田博之衆議院議長は不信任決議が否決されましたが、女性記者への「今からおいで」「家でプラネタリウムを見よう」との発言について、議長公邸で「事実無根だ」としながらも、議院運営委員会理事会での説明は拒んだまま、国会が終わりました。

 立憲民主党は執行役員の岡本あき子ジェンダー平等本部長代行が公邸を訪れて説明を求めたのに説明をしなかったことを不信任に理由としました。

 そのため、泉さんはとっさに細田議長については「おかしなことを言っている」と述べ、反応の速さを見せました。

 以上です。

【ファーストの会・国民民主党】緑の真打ちが公示前から出番で「荒木は私の相棒」と語る、カラフル「緑と橙」呉越同舟の街頭演説会、玉木雄一郎さんはスター議員だから「新宿ファンの集い」にご満悦、

2022年06月18日 21時58分57秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]小池ゆり子さんと荒木ちはる候補予定者、きょう2022年6月18日、東京・新宿駅西口で、宮崎信行撮影。

 小池百合子(小池ゆり子)さんが、公示前に登場しました。

 ファーストの会と国民民主党は、東京6人区の荒木ちはる(荒木千陽)候補予定者の街頭演説会を、新宿駅西口で開催。玉木雄一郎代表、連合の芳野友子会長に加えて、ここが最寄りとなる都庁から小池百合子知事もかけつけました。

 きょう令和4年2022年6月18日(土)は第26回参議院議員通常選挙の公示まで4日前で、投票日の3週間前です。

 荒木さんが代表を務める都議会政党「都民ファーストの会」は都議選最終日に小池知事の応援を受け「実質勝利」しました。それにならった相場観「7・9ごろサプライズ登場説」を覆し「6・18」に真打ちが幕とともに舞台に立ったことになります。


[写真]玉木代表、小池知事、荒木さん、芳野会長=同。

 演説会のマイクを握った玉木さんは国民民主党が推薦しているとし、同党の全国比例の候補者の人数は「4人だ」との認識を示して2枚目は4人の応援をもらうとしました。玉木さんは「小池知事とは様々な政策課題で連携しており、とくに、改正特措法で、都の感染症対策を盛り込んだ」と強調しました。

 ところで、筆者・宮崎は都民ファは都庁が固定資産税を決める特別区の新興地主やITベンチャーのオーナー社長らの支持があついとにらんでいます。なので、東京本社勤務の連合組合員とは世帯収入は近いが考え方は違うと思います。

 玉木さんは演説で、「普通の人が頑張れる社会に向けて、給料を上げていく」と述べました。やはり筆者の読み通り、拍手は半分くらいだったか。

 連合の芳野友子会長(元連合東京副会長)は、「賃上げは、東京が動けば全国に影響を与える」と語りました。
 
 小池さんは「荒木さんは長年の相棒だ」と候補予定者との信頼関係を強調することで自らの人気を注入し「東京大改革を日本大改革へ。都民生活を守っていくために先頭に立つ、国政との伝道師になってもらう」と述べました。

 荒木さんは「国政にやる気スイッチを押していく」と演説しました。

 登場時の拍手は言うまでもなく、小池さんが一番大きかった。


[写真]緑の都民ファのスタッフと橙の国民民主党のスタッフ=同。

 きょう目を引いたのは、「都民ファ緑」と、「国民オレンジ」のきれいな色分け。ビラを配る人など、ていねいに分かれていました。

 
[写真]演説会後に交流する、芳野会長や玉木代表=同。

 また玉木さんは10年来テレビ入り国会中継で常連のスターですから、旧知の人たちが土曜の新宿に詰め掛けていて交流を楽しんでいるようでした。

 東京6人区は22名以上が準備。自民の男性現職と女性新人、公明女性現職、共産男性現職と、立憲のうち現職1名の合計5名が先行しているとの公示前情勢があります。これだけで残り1席。残り1席を、れいわ元職の男性党首、立憲2人目の男性元衆議院議員、日本維新の会の新人女性、荒木さん、無所属で新人の男性作家・活動家の5候補が争っているとの見立てがあります。今後の調査でれいわが上がるとの噂もあります。これに加えて、社民党副党首の元衆議院議員、N党の新人5候補、自由共和党元衆議院議員、新党くにもり元衆議院議員、日本第一党員、幸福実現党員と史上空前の大混戦となっています。

 きょうの新宿は、外出抑制を迫られてきたファミリー、10代後半女性コンビなど、人手がすごく、リベンジ消費に火が付いたか。きょうは全国の繁華街すべてがそうだったのでしょうが、さすがに30小選挙区割り振られる東京都だなと感じました。

 アベノミクス異次元の金融緩和で供託金を払える人が増えたのか。

 以上です。

泉健太代表・青木愛さん「物価高と戦う」良いムードに水を差す妨害者、「創価学会か?」との宮崎信行の問いに答えず

2022年06月18日 15時54分00秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
 立憲民主党の泉健太代表は、青木愛参議院議員(全国比例候補予定者)とともに、「物価高と戦うキャンペーン」を東京北区の十条駅前と十条銀座で、20220618行いました。
 泉さんは、吉川赴衆議院議員を念頭に「岸田さんがやめさせるべきだ」と話すと、壮年女性から「衆議院議長も!」と合いの手が入り泉さんが話に取り込むなど好発信。
 この後、1階が店で2階が住宅の一戸建てが連なるアーケード型商店街である十条銀座を練り歩くと、とくに店主から転嫁などについて、泉さんに1分程度「要望」し、代表が「私たちの仕事ですから」と答えるシーンが複数回ありました。選挙に向けては、のぼりムード。

 当地は衆議院東京12区で、太田昭宏元代表・岡本三成財務副大臣など公明党の牙城。良いムードに水を差そうとする黒づくめの妨害者が事前運動だと難癖をつけて自ら電話をするハプニングがありました。
 

 これには、代表付き警視庁警護官2人ら数人の警護官、花見たかしさんら区議数人、代表付き党本部職員が機敏に対応。

 王子製紙・十条製紙のメッカで誰でも働ける街で、いろいろな人に慣れた商店主らが何事もなく、岸田インフレに関する意見交換を続けました。

 動画にある通り、私・宮崎信行が妨害者に対して「創価学会か?」と取材すると、妨害者は一瞬ひるんだものの、おまわりさんはここにいるとの助言に従わず、通報しました。

 まあでも、東京はリベンジ消費で、かなり人が出ています。代表が全国比例の候補予定者を応援するのは異例で、3年前の「多様性の当事者候補たちが代表演説会の前座になっている」との身内の批判に配慮したと思われます。
 

 以上です。