そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃ、歴史の違いだろ

2006-06-25 | TPP

ワールドカップでは見事な敗戦である。民族性の違い、歴史の差が見事なまでに見ることができたと思う。こんなもんである。薄型テレビやDVDレコーダーの販売を煽っていた連中やマスコミは思惑外れであったであろう。本当にサッカーが好きならば、これからが本番である。ベスト16の、後がない国の威信をかけた戦いこそがサッカーの醍醐味なのである。ここで覚めるのは、それこそ家電業界とマスコミに踊らされているだけである。

食生活でも似たようなことが言える。この数十年の子供たちの体型は、日本の本来のものではない。黒澤作品に出てくるような、痩身の皮下脂肪のない精悍な体つきの日本人は、なかなか見ることができない。ぶよぶよになったのは、肉や卵などの畜産製品と、流通される甘い口当たりがいいお菓子類が増えて、野菜やお米の摂取量が減ったからに他ならない。これは、アメリカ穀物協会の戦略に他ならない。実に日本は誠実に、アメリカの穀物を大量の輸入して、数千年に及ぶ食を転換したのである。今回の牛肉輸入にしてもなんとアメリカに誠実なことか。拙書「そりゃないよ獣医さん」新風舎刊参照http://www.creatorsworld.net/okai/

体力とは物を持ち上げたりする力や見た目に大きくなったり太ることではない。体力とはそうしたことに加えて、抗病力や持続力であり物事を総合的に判断する力のことである。それがかけているのでないかと思った、ワールドカップである。

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