主に人名の一部黒塗りであったが、518ページの赤木ファイルは森友学園の国有地ほぼ無料の払い下げの実態を明らかにしてくれている。赤木ファイルとは、佐川宣寿理財局長がこの土地所轄の近畿財務局の赤木俊夫さんに直接、具体的に、詳細に指示をしていたことが判明した。全く新たな事実がいくつも確認された内容が数多くある。少なくとも関係省庁は再調査に踏み切るべきである。
大阪地検を抱き込んだ官邸側、財務局は内部調査は必要ないと、麻生太郎は公言している。麻生も関係者である。彼には再調査されると困ることがあるに違いない。
赤木ファイルは命を賭して書かれた、赤木俊夫氏のメッセージである。2017年安倍晋三が、「私や妻が関係していれば総理も国会議員も辞める」と言い放った、2月17日から9日後の26日日曜日午後4時に佐川局長から改ざんメールが届いた。これが全ての始まりである。
赤木氏は即日呼び出された。佐川局長から、国会答弁を踏まえて改ざんをするよう指示している。赤木氏
は、「すでに決裁を受けている文章の変更はやるべきではない」と強く抵抗している。公務員は国民の僕(しもべ)であると公言する赤木氏には容認できなかったのであろう。赤木氏は悩み後に鬱になり自ら命を絶っている。安倍晋三・麻生太郎・佐川宣寿に聞かせたい、見習えと言いたい。傲慢な彼らにそんな気など毛頭ない。,
世間知らずの安倍昭恵には、問題がなぜ起きたかどうしてこうなったかを理解する能力が、まずない。無知な彼女を責めるものではないが、法廷に引き出し自らの犯罪性を自覚させるべきである。
2018年6月4日に国会の証人喚問を受けた佐川宣寿は、虚偽発言を繰り返した犯罪を咎めなければならない。安倍と麻生の国会議員は嘘をついても犯罪に問われることはない。安倍晋三は桜を見る会前夜祭について、115回も虚偽の説明を行っているが、咎める法律は無い。政治家として資質がないと国民が判断しなければならない。
事件は官邸が巨大な権力を無知な国会議員に持たせたことのよる、権力への忖度が生き残り栄転の手法と知らしめたことのよるものである。
赤木ファイルからは、なぜ改ざんしなければならなかったのか、誰のために何故、改ざんしなければならなかったのかは、明らかにされない。佐川の証言と安倍、麻生の証言、それに安倍昭恵の真摯な証言が求められる。するわけないが。
三日前に、本ブログは「忠実な公務員に不正を強要し、死に追いやったこいつらこそ逮捕されるべき」を書いたがアクセスが止まらない。
その背景は国民の多くは、確定しなければ書くことができないメディアへの苛立ちが見て取れる。安倍昭恵が担がれて名誉校長に収まり、極右翼小学校を開設に総理の妻であることを存分に利用して、官僚を動かしたのが事件の実態である。地方の木っ端役人が、総理夫人が支援する事業にうろたえる姿は想像に難くない。