そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イッシュウーが今更辞任するわけ、検察は変わったか

2021-06-04 | 石破茂

前経済産業相の菅原一秀衆院議員昨日(6月3日)議員辞職した。1日に自民党に離党届、大島理森衆院議長に辞職願を提出、離党届は2日に受理され、議員辞職願は3日に許可された。
菅原氏は2019年、選挙区有権者に香典などを提供、4月に地元夏祭りで御祝儀を提供していた。菅原氏は「当局から要請があれば誠実に対応する」とコメントしていたが、河井夫妻の問題が大きくなって、数々の疑惑を抱いたままこれ幸いと黙したままであった。
東京地検特捜は近く、公職選挙法違反(寄付行為の禁止)で略式起訴する方針を固めたようだが、東京都議選や秋になるだろう衆院選を避けての判断と思われる。
特捜部は公訴時効にかからない寄付行為の50万円ほどを立件する見通しのようである。それに、今月に入って国会議員であれば、夏のボーナスの350万円ほどが入ってくる。
叩けば誇りが出る、虚言癖の出鱈目セクハラ不倫浮気男の、菅原一秀である。叩かなくても異臭を放っている男である。
このところ、「政治とカネ」を巡る事件が相次いで立件されている。IR汚職事件の秋元司衆院議員、選挙違反事件の河井克行、案里、鶏卵生産者業界による贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛。
徹底抗戦の秋元、一旦は否定したがその後すんなりと罪を認めた河井夫妻、だんまりで病院に逃げ込んだ吉川と、それに起訴されそうだと風を見て金とっておさらばの菅原と、本当に自民党は多種多様で人材の豊富なことである。
秋元司は国土交通副大臣でカジノ担当、河井克行は法務大臣、吉川貴盛は農水大臣、菅原一秀は経済産業大臣であった。
彼らはもれなく安倍晋三の特別枠で入閣した人物たちである。特に吉川と菅原は菅義偉の強い推薦で、入閣している。
菅原はここまで辞任していなかったのは類似の、松島みどり衆院議員と小渕優子衆院議員が何となく不起訴で、お咎めがなかったからである。
それに、罪を認めここで辞任して反省の姿を見せておけば、罰金刑だけで終わり、次々回の選挙には出馬出来るからである。
それはともかくとして、安倍晋三が詐病とはいえ辞任してくれたおかげで、検察の動きも民意を反映させるようになったかに見える。森友学園の公文書改竄を強制された自死した赤木俊夫さんの、赤木ファイルの黒塗りの状態で判断出来るというものである。

コメント (2)
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