そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

五輪貴族は傲慢そのもので日本を食い潰す

2021-06-11 | オリンピック

昨日BS-TBSの”報道1930”を見て、IOC貴族のたかりの構造というか、驕った体質を知り、やっぱりとは思ったがそれをはるかに超えるものであった。
上の図は2022年冬季オリンピックを巡り、誘致に向けて活動をしていた、スウェーデンのオスロがIOCから突き付けられた条件である。オスロはこれを受けて立候補を断念した。
最高級のホテルを用意することを前提にして、IOC職員に最高級の食事を用意し専用の英語が話せる職員をつけ、新品の携帯電話を持たせることに加えて、部屋や食事テーブルなどあらゆる職員の接する所や物や家具にまでオリンピックマークを付けることを義務としている。
驚かされたのは、IOCには国内でかかる消費税を免除すること、大会前には国王と食事をすることとしている。
オスロはこれを受けて立候補を断念した。オリンピックを開催したい側はこうした条件を吞んだ上で、その後はお互いに黙していたのであるが、今回オスロが初めてその内実を明かしたのである。
東京については関係者はこうしたことを公開はしていないが、いくつか解っている事もある。都内の五つ星ホテル5棟を組織委員会は借り切っていて、内装をオリンピック仕様にしている。一泊54万円のスウィートルームが用意させられていて、IOC職員の触れるものすべてにオリンピックステッカーを貼らされている。専用の車をそれぞれに用意しているが、すでに500台が内装まで含めオリンピック仕様となっている。
因みに、新型コロナ対策についての要件は何もつけていない。
IOCが「五輪貴族」と言われる所以である。道理で、「緊急事態下でもやる」「菅首相が断念してもやる」と平然と口にするのである。なんと傲慢な貴族組織であるか。IOCは「お・も・て・な・し」を期待しているのである。
組織委員会も開催が大前提であるから、あらゆる条件を丸呑みしているのでる。パソナが日給35万円でも驚くことはないのだろう。感覚が尋常でなくなっている。
ファイザー社ワクチンを認可していない国が100カ国以上あり、パフォーマンス低下を理由に、接種拒否を表明する選手もいたりと、ワクチンだけでも一筋縄でない。未だ一国も参加表明をしていないが、42日となった開催日は訪れるのであろうか。

コメント (1)
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