韓国の曺国法相が辞任した。家族を巡る疑惑をはねのけ、文在寅大統領の肝煎りである検察改革を進めようとしたが、検察の捜査網が徐々に狭まり、政権を支えてきた革新層の支持離れも招いていた。このため、来年4月の総選挙を控え政権内に曺氏をかばう強い力も働かなかった。就任からわずか35日目であった。
文在寅はあまりにも金正恩に肩入れしすぎた。日本への強硬策もあまり受け入れられなかった。支持率は低迷しているのは、一貫性に乏しい政策選択が国民に受け入れられなかったのであろうか。与党内の支持も躓き文大統領の政権運営は一段と厳しい局面に入た。
嫌韓の日本国内の人は大喜びだろう。しかしながら、日本の政権中枢には、もっとレベルの高い悪事を働いた奴らがいる。95%の憲法学者が違憲だという法案をろくに審議すらすることなく強行採決した人物である。
配偶者が肩入れして国有財産をほぼ無料で、思想信条が夫に近いからと無料提供させた人物がいる。明らかな犯罪行為である。韓国の法相の家族ぐるみの不正入学など可愛いものである。資料を作った下っ端の職員は自死をし、それを堂々とやってのけて安倍晋三の配偶者をかばった人物はご栄転である。
腹心の友の希望に沿って獣医学部開設させたが、いかにも強引な手法であるが、公文書を廃棄したり改ざんしたり隠匿したりとやりたい放題であったが誰もお咎めがない。まるで日本の政権中枢は犯罪者集団である。
そうみると韓国の権力中枢の方がよっぽど健全といえる。長期政権は腐敗する。腐敗を覆いつくすシステムも作り上げる。腐敗を指摘するより隠ぺいする方が、政権内の地位が高くなるからである。こんな状態がいつまで続くのであろうか。